片づかない家の住人ほど、よくため込んでいるものがあるそう。高確率で処分しても困らないので、あったら今すぐ捨てた方が今後の快適な暮らしのためだとか。
なくても生活に支障がない、「すぐに処分をすすめるもの4つ」を、整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教えてもらいました。

1.複数持っているもの
理由なく複数ある場合は、1つに減らしても困りません。たとえば、しゃもじやお玉など。調理器具は細々したものが多く、つい同じものを複数持ってしまいがちなので、困ったときは「キッチン用品」から手をつけると迷いません。
管理する数が減ることにより、不便になるどころか、むしろすぐに見つけられるようになり、作業効率もアップするでしょう。
2.1年以上保留にしているもの
捨てられないものは「保留」にして持っている人も少なくはないでしょう。しかし、いつまで経っても保留したままでいると、新たに保留したいものがどんどん増えていき、溢れてしまいます。
1年以上保留にしているものは今後も使わない可能性が大です。とくに、「必要になったら再び買えるもの」については、積極的に捨てていきましょう。
3.誰かに譲ろう・売ろうとしているもの
まだ使えるものがあると誰かに使ってもらおう、売ってしまおうとため込み癖のある人は要注意!入ってくるスピード以上に早く出していかなければ、スペースも管理手間もかかってしまい暮らしにくくなってしまいます。
大事なのは「今」のあなたの暮らしです。まだ使えるものを誰かに託すのは、使いきれなかった自分への罪悪感を解消するためかもしれません。押し付けになるような譲渡はやめ、売る際はとにかくスピード重視で一刻も早く家の外に出すようにしましょう。
とくにものが多い時期は、フリマアプリではなく資源回収やフリマショップなど、一括で引き取ってくれる方法をとった方が、いち早く快適空間を手にいれることができますよ。
4.こだわりがないもの
「思い出のものが捨てられない」というほど、それ以上にこだわりのないものを多く持っている傾向に。ただそこに飾っているだけの雑貨や二軍、三軍の部屋着など。思い出品に執着するよりも、こだわりのないものから淡々と捨てていった方が、スムーズに整理が進みます。
難易度が高い思い出のものは最後の最後まで残しておいて大丈夫!捨てやすいものから取り組むことで、捨てる訓練にもなり、少しずつ判断力も磨かれていきます。
捨てるのに迷ったときは天秤にかけてみて
ご紹介した4つのものは、捨てるのがもったいなくていつまでも持ってしまいがちなものばかり。しかし、そうした積み重ねが、散らかりや暮らしにくさの原因となっているんです。
1年以上使わなくても大丈夫だったものを捨てたところで、生活に支障が出るほど困ることはありません。持ち続けて一生片づけに悩むか、捨てて片づけとは無縁の生活をするか両者を天秤にかければおのずと答えは出てくるはずです。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部