整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、小学生の子ども2人がいる4人家族。収納の工夫次第で、自然と整う仕組みができてしまうとか。
一体どんな工夫がされているのでしょうか。家族暮らしでもすっきりをキープしている収納アイデアを教えてもらいました。
1.洋服は人別にテリトリーを決める
洋服は、人別にクローゼットを分けると適量を把握しやすいです。ひとつのクローゼットに家族分の洋服をしまう場合は、人別に「収納できるテリトリー」を決めることを意識すると、洋服を戻すのも選ぶのも迷いません。「ハンガー掛け」や「吊るす収納アイテム」を組み合わせて使うと、きっちり畳む作業を省けるので無理なくキレイをキープできます。
2.子どものパジャマはつっぱり棒に吊り下げる
「子どものパジャマ」は、子どもでもすぐに取れる位置に分かりやすく設置することがポイント。洗面台にケースを置くご家庭が多いですが、ケースを置く場所がない場合は、「突っ張り棒+S字フック」や「壁フック」を使い、吊るす収納にするのがおすすめです。畳まずにぽいぽい入れていくだけなので、畳む作業も省くことができます。
3.靴下は「仕切りつきボックス」にポイポイ入れる
家族暮らしだと、洗濯をしたあとの「靴下」をペアにするだけでも一苦労。そこでおすすめなのが、1、2足しか入らない仕切りつきのスペースにポイポイ入れるだけの収納。時短にもなり、仕切りがあることで一目で見つけることができます。
4.趣味のものは範囲を決めてクローゼットの中に収納
つい増えがちな「趣味のもの」は、持てる範囲を先に決めておくと管理がラクです。できれば、クローゼットを丸々趣味のものの定位置として決めるのがベスト。スペース的に難しければ、ラックや収納つきのベッドなどを設置して置く場所を決めていきましょう。
5.個人の小物は「個人ボックス」の設置で解決!
「個人の小物」は、ちょい置きなどもしやすく「あれ、どこにいった?」と捜しがち、片づけたいときにも、都度「これ、どうする?」と聞くのもめんどうです。個人のボックスがあれば、「迷ったらここに入れておく」ということができるので、相手の反応を待たずにすばやく片づけることができます。
家族暮らしの家は「人別収納」ですっきり整う!
共通することは、どれも「人別収納」を実践しているということ。人別にさえ分けておけば、多少雑に戻してもすぐに見つけ出せるので、片づけのハードルも下がります。極力収納はシンプルにして、元に戻しやすい仕組みを作ることが大事です。収納で迷ったときは、ぜひ「人別収納」を実践してみてください。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部