子どもが寝たあとの、静かで貴重なひとり時間。
そのままソファに倒れ込みたい気持ち…痛いほどよくわかります。でも、ほんの5分だけ整えておくと、翌朝がぐっとラクになり、気持ちよく1日を始められるんです。
今回は整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵が、就寝後の“音を立てずにできる片づけ習慣”を5つご紹介します。
1:朝の支度ゾーン(着替え・持ち物)をリセット
朝のバタバタを減らすには、「朝使う場所を夜に整える」のが鉄則。
子どものパジャマや翌日の服、登園グッズ、学用品などが置かれる支度ゾーンを、「何もない状態」に戻しておくだけで、翌朝のスタートがスムーズになります。
着替えをたたんでセットしておくのも◎。寝起きのグズグズにも、余裕で対応できますよ。
2:洗面所のタオルと備品をスタンバイ
朝、使いたいタイミングで「タオルがない!」「歯ブラシ出しっぱなし!」と焦った経験、ありませんか?
夜のうちに、洗面所を“朝使うモード”に整えておくと気持ちよく1日を始められます。
・フェイスタオルを新しいものに交換
・歯ブラシやコップを所定の位置に戻す
・手拭きタオルをかけ直す など
静かにできる片づけだから、子どもの眠りを妨げる心配もなし!
3:ダイニングテーブル上をゼロリセット
日中は子どものプリントやおもちゃ、お菓子の袋でごちゃつきがちなダイニング。
何もない状態にリセットしておくだけで、翌朝の朝食タイムがスムーズ&快適に!
照明を落とした薄暗いなかで、
・紙類をまとめる
・コップやお皿を下げる
・おもちゃを片づける
と、音を立てずに片づける“夜の静けさ”も、案外癒しになるかも。
4:ランドセル&保育園バッグの一時置き場を整える
子どもの持ち物が家の中を“旅”していませんか?
夜のうちに、バッグの“定位置”を整えておくことが明日の忘れ物防止につながります。
ランドセル置き場には「連絡帳が入っているか」を確認し、保育園バッグには「おむつ補充」や「連絡帳記入」をすませておきましょう。
朝の「忘れ物チェック」がいらなくなります!
5:翌朝の天気に合わせて上着や靴を準備
地味に焦るのが「雨の日の持ち物」。
夜のうちに天気予報をチェックして、必要なものを玄関にスタンバイしておくと安心です。
・傘やレインコート
・防水靴や替え靴下
・寒い日は上着や手袋
これをやるだけで、朝のバタバタとイライラを大幅カット!
玄関先が整うと、不思議と心まで軽くなります。
「5分で整う仕組み」が、朝のゆとりを生む
子どもが寝たあとの静かな5分間。
その時間を「片づけのため」に使うのは、決してがんばりすぎではありません。
むしろ、翌朝の自分を助けてくれる“やさしい仕込み”なんです。
「音を立てずにサッとできる」ことにこだわって、ぜひ、夜の静けさを味方に、心地よく暮らせる準備をしてみてくださいね。
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部