「掃除の時間が取れない」「気づいたら家が散らかっている…」そんな悩みは多いもの。でも、特別な時間をわざわざ作らなくても、日々の動きの“ついで”で家は十分整えられます。
どれも30秒〜1分ほどでできる「ながら家事」なので、まとめても5分ほどで終わる気軽さが魅力!
今回は、お掃除スペシャリストのaidogが、毎日の習慣に取り入れやすい「ながら家事」を5つ紹介します。ちょっとした工夫を積み重ねるだけで、自然とキレイが続く暮らしづくりに役立ちますよ。
1. 歯磨き中に洗面台をサッと拭く
歯を磨いている数分は、ちょこっと掃除にちょうどいい時間。洗面ボウルや水栓まわりは水滴が残りやすく、くすみの原因になります。
ティッシュなどで気づいたところをサッとひと拭きするだけでも、清潔感をぐっと保ちやすくなります。使う道具を決めておくと、毎朝の動きとセットで習慣にしやすくなりますよ。
2. 電子レンジ使用後に庫内を拭く
温め直後の電子レンジは蒸気で汚れがゆるみやすい状態です。そのタイミングで、蒸気と一緒にキッチンペーパーでサッと拭くだけで、庫内の汚れや水滴が残りにくくなります。
温めのついでにできるので、わざわざ掃除の時間を取らなくても清潔が保てます。汚れをため込まないことで、後からの本格掃除もぐっとラクになりますよ。
3. 入浴ついでに浴室の床をこする
浴室は、湯気やシャワーのお湯で全体があたたまると、床の汚れがゆるんで落ちやすくなります。
体を洗ったついでに、足元の床をブラシで軽くこすっておくだけでも汚れの蓄積を防げますよ。
毎日でなくても、思い出したときに取り入れるだけでOK。時間を取られないので、お風呂の“ながら掃除”にぴったりです。
4. 洗濯前のタオルで洗濯機の上をひと拭き
洗濯機のフタまわりはホコリが溜まりやすく、くすみやすい場所。
そこで、洗濯前のタオルを洗濯機に入れる直前に、フタまわりの上側をサッと拭くだけで、毎日少しずつキレイが保てます。使い終わったタオルなら気兼ねなく使えて、そのまま洗濯に入れられるのもラクなポイントです。
5.テレビを見ながらテーブルまわりを整える
テレビを見ている時間は、手元が空きやすいリラックスタイム。その間に、テーブルまわりの細かいものをサッと整えておくと、リビングの散らかりがぐんと減ります。リモコンも、乾いたクロスで軽くホコリを払うだけで十分。
“ついで”に整えておけるので、あとでまとめて片づける手間がかかりません。小さな整え習慣を積み重ねると、普段の掃除がとてもスムーズになります。
ながら家事で “掃除いらず”の仕組みを
短時間の“ついで掃除”は、掃除そのものの負担をぐっと下げてくれます。意識して時間をつくらなくても、気づいたときに動ける仕組みを整えることで、「掃除していないのにキレイが続く」状態が自然と身についていきます。
今日できそうなものを、ひとつだけ取り入れるところから始めてみてください。小さな積み重ねが、毎日の気持ちの余裕につながりますよ。
◼︎執筆/aidog
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)、時短家事スペシャリスト。YouTubeやInstagramでは、暮らしをラクに整える掃除のコツや、自分時間を生むための時短家事アイデアを発信しています。
編集/サンキュ!編集部