キレイでスッキリ片づいたキッチンに憧れはするけれど、今のキッチンがイマイチ使いづらい…。使いやすい収納にして効率よく料理や片づけをしたい…。そう感じているなら、キッチン全体の見直しが必要かもしれません。
家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意な整理収納アドバイザーのMIYUKIさんに「キッチンがいつもキレイな人がやっている3つの習慣」を教えてもらいました。
1.カウンターやワークトップにものを置かない
片づけや整理収納の記事でよく見かけることばですが、キレイなキッチンの鉄則でもあります。毎日、しかも複数回使用するキッチンは、食器、食材、調理器具、掃除用具、日用品、と様々なものが混在しほかの場所にくらべ、ものの種類と量が多い場所です。そのため埃が溜まりやすく、油汚れがつきやすい環境にあり「隠す(見せない)収納」が向いています。
キッチンがキレイな人は、収納方法にもこだわっています。収納では「出す→使う→戻す行為の円滑な流れをつくること」が何よりも大切です。家族みんながわかりやすい収納方法を取り入れることで、探し物の時間を減らし、作業効率を上げることができます。
カウンターやワークトップに余白があると掃除がしやすく、清潔感のあるキレイでスッキリとした印象のキッチンになります。
2.汚れをその日のうちにリセットする
楽してキッチンのキレイを保つためにもっとも重要なことは、「汚れを溜めないこと」「汚れをその日のうちにリセットする」ことです。キッチンの汚れの大半は「油はねと水はね」です。調理中にこの2つを意識して対処することで、キッチンのキレイは保てます。
コンロ周りは、調理直後でまだ温かいうちに飛び散った油汚れや食材カスなどを拭き取ります。シンクは食器洗いの際についでにスポンジでサッと洗っておく、排水溝のカゴの中の生ゴミは捨て、ついでにカゴもサッと洗う。ワークトップは水はねのたびにサッと拭き取っておく。どれも簡単で調理中や後片づけのついでにできて、目に見えてキレイを実感できます。
しかし、疲れがたまり食べることだけで精一杯、キッチンのリセットなんて面倒くさい、とてもそんな気力がない日もあるかと思います。そんなときは休むことを優先して、10日に1回、週に1回でも良いのでキッチンの汚れをリセットしてみてください。その効果を実感できたら5日に1回、3日に1回と、間隔を短くしていくとさらに効果を実感できます。
3.汚れるまえに防ぐ
毎日の調理でどうしても汚れることは避けられないキッチンですが、前述したようにキッチンの汚れの大半は「油はねと水はね」です。その予防をしておくことで、キッチンのリセットは大幅に楽になります。
・コンロの排気口にカバーをつける
・レンジフードにフィルターをつける
・シンク内に撥水処理を行う(手軽なスプレータイプやコーティング剤など様々な商品があります)
など、汚れを付きにくくすること、掃除を楽にすることが大切です。
すでに実践されているかたも多いかと思いますが、その効果は絶大です。
キッチンをキレイに保ちたいと思ったときは
キッチンは、毎日複数回使用するからこそ、キレイを保つのはなかなかに大変です。しかし、ほんの少しの手間と習慣で目に見えて効果を実感できる場所でもあります。
上記の3つのなかで、取り入れられそうなことから気軽に試してみてください。
■執筆:MIYUKIさん・・・「限られた住空間を、どうすれば快適なリラックス空間にできるのか」を長年の間模索し、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意。2019年には、出産を機に退職した看護師として約18年ぶりに復職し、現在は忙しい日々の暮らしをより心地よく過ごすため、「効率的な家事」を取り入れている。
編集/サンキュ!編集部