「片付けたいけど、どこから手をつければいいかわからない」
そんな“片付け迷子さん”にこそ届けたいのが、小さな成功体験を積み重ねていく“最初の一歩”リストです。
最初から完璧を目指す必要はありません。ほんの少しでも「できた!」が積み重なると、自然とやる気がわいてきます。
今回は、誰でもすぐ実践できて、心も暮らしも整う片付けのはじめ方を、整理収納アドバイザーの持田友里恵が具体的なリスト形式でご紹介します!

1. 「まずは1か所」おすすめのスタート場所BEST3
大きな場所から始めると、途中で挫折してしまうことも。
達成感が得られやすく、リバウンドしにくい場所から始めるのが成功の秘訣です。
おすすめはこの3つ:
(1)バッグの中:レシートや不要なモノを取り除くだけでスッキリ感◎
(2)冷蔵庫のドアポケット:賞味期限切れの調味料を見直すだけでOK
(3)洗面台のストック:数分でできて、すぐに変化を実感しやすい
2. 「とにかく1種類」だけ見直す方法
「全部を片付けよう」とすると時間も気力も足りなくなりがち。
そんなときは、“モノの種類をしぼる”ことで、判断がラクになり片付けが進みやすくなります。
たとえば:
(1)タオルだけ全部出して見直す
(2)紙袋だけ集めて「本当に使う分」だけ残す
(3)靴下だけペアがそろっていないものを手放す
3. 「使っていないモノ」から手放すとラク
片付けのハードルが上がるのは、「使うかも」「迷うな…」という気持ちが出るとき。
まずは“明らかに使っていないモノ”から手放すのがラクな入り口になります。
例としては:
(1)賞味期限が切れた食品
(2)壊れているのに放置していた家電や雑貨
(3)長い間開いていない本や雑誌
使っていない=手放しても困らない、という視点で選ぶとスムーズです。
4. 「片付け時間は5分だけ」でハードルを下げる
「片付け=まとまった時間が必要」と思っていませんか?
実は、1日5分でも積み重ねれば確実に変化が出てきます。
おすすめは「タイマー片手に5分だけ」!
カバンの中だけ
洗面台の引き出し1つだけ
など、時間で区切ることで集中力も高まり、やりきった達成感が味わえます。
5. 「やらないことを決める」のも“片付け”の一部
全部やろうとすると、途中で疲れて投げ出したくなるもの。
そんなときは、“やらない”と決めることで、気持ちがラクになります。
たとえば:
(1)今日は子ども部屋は見ない
(2)思い出のモノは今日は触らない
(3)一部をスルーすることで、限られたエネルギーを使いたい場所に集中できます。
片付けは、「とにかく始めてみる」ことが大切!
完璧を目指す必要はありません。“小さなできた”を少しずつ積み重ねることで、暮らしにも心にもゆとりが生まれてきます。
迷ったときは、この“最初の一歩リスト”を思い出して、自分に合ったスタートを選んでみてくださいね!
■執筆/持田友里恵
片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部