日本のお母さんの睡眠時間が少なすぎる問題について

2016/10/19


世界25カ国(OECD)の15~64歳の女性の1日当たりの睡眠時間の平均は8時間25分。

その中で日本は最下位の7時間36分でした。が、子育て世代の女性を考えれば、家事や育児に追われ、これよりももっと短いと考えられます。
実際、『サンキュ!』読者にアンケートをとってみると、5~6時間というお母さんがいちばん多かったことがわかりました。
そして、半数以上の人が「睡眠時間が足りない!もっと寝たい」と感じていることも判明!
では、理想的な睡眠とは、どんなものなのでしょう?
 


<主婦の理想的な睡眠って?>


1.「7時間睡眠」が理想です
睡眠時間と死亡危険率の関係について研究したアメリカの哲学者ソール・クリブキによると、睡眠時間が長くても短くても死亡する確率が高いという結果に。死亡危険率を下げるには7時間睡眠が最も理想的と考えられています。


2.体内時計を正しくリセット
人の体内時計は23~25時間の間で1人1人異なり、規則正しい生活をすることで1日24時間で生活できるようリセットされるといわれています。睡眠不足が続くと生活リズム、、生体リズムがくずれ、体も心もストレスを抱えることになります。


3.良質な睡眠は「寝つき」が命!
深い睡眠が得られるのは、寝入ってから約3時間まで。それ以降は浅い睡眠が続くことになるので、最初の3時間をしっかり眠ることが肝心。自分でも「ぐっすり眠れた」と実感でき、健康や美肌効果も期待できます。


日本のお母さんの睡眠時間が少なすぎるのは、家事や育児を完璧にこなそうと睡眠時間を削ってしまうことに原因があるみたい。


でも、しっかり寝ないと・・・
◆体力の低下、疲れがとれない
◆記憶力の低下
◆情緒不安定
◆いつも眠い
◆風邪をひきやすい
◆骨折しやすい
◆肥満傾向
◆アレルギー傾向

など、さまざまな症状を引き起こします。


「家族のため」と頑張りすぎて睡眠時間を犠牲にすれば、体調をくずしたりイライラしたり。逆に迷惑をかけることになりかねません!
ぜひ、しっかり眠るためにはどうしたらいいか?真剣に考えたいですね。


参照:『サンキュ!』10月号「お母さんの睡眠問題を考える」より一部抜粋 監修/青野麻紀子、取材/秋山由紀、文/田谷峰子
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