生理前のイライラを軽減する日本初の機能性サプリメント「Seilly,(セイリー）」誕生！今週のフェムテックニュースをお届け！【39Femtech WeeklyNews】

Femtech（フェムテック）とは、Female（女性）とTechnology（テクノロジー）をかけ合わせた用語のこと。テクノロジーを活用していないものについては、FemCare（フェムケア）と呼ばれることが多いです。

サンキュ！読者の皆さんも、最近女性の悩みを解決する製品やサービスについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか？

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ！STYLE取材班が、最新のフェムテック情報をご紹介する連載「39Femtech WeeklyNews」。今回は、サンキュ！STYLE取材班のKota（コタ）がお届けします。

Topic1.生理前のイライラを軽減する日本初の機能性サプリメント「Seilly,(セイリー）」が発売！

株式会社京福堂から、多くの女性が生理前に感じる一時的な気分の落ち込みや、睡眠の質の向上に効果が期待できるサプリメント、「Seilly,（セイリー）」が発売されました。

機能性表示食品の「Seilly,」は、「ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン」を配合したフェムケア商品で、月経に関する機能性（月経周期が正常な健常成人女性の月経前の一時的な晴れない気分の軽減）と睡眠の質（起床時の睡眠に対する満足感の向上に役立つ機能を含む）を訴求する機能性表示食品は日本初となるそうです。

「Seilly,」は、PMS（月経前症候群）に悩む、京福堂の女性社員自らが開発した商品です。PMSの緩和には、これまで薬を中心とした対策が一般的でしたが、それぞれの身体に合った方法で悩みに向き合う選択肢のひとつとして、「Seilly,」を開発したのだそう。

発売に先駆け、クラウドファンディングで行われた先行販売では、目標を大きく上回る達成率300%の結果に！1日2粒飲むだけの簡単ケアで、効果が期待できるのはうれしいですね。

Topic2.台湾発、女性の健康のための漢方養生専門家「紫金堂（しきんどう）」が日本初上陸！産後から更年期ケアまでをサポートする薬膳飲料の販売を開始

株式会社ベルサティーラは、2025年1月8日より、台湾を中心に世界31ヶ国で産後ケア養生食の宅配サービスを提供する、紫金堂（しきんどう）の薬膳飲料の販売を開始しました。

台湾では産後ケアが一大産業として発展し、世界最高水準の産後ケアサービスが受けられると言われています。一方、日本の産後ケアの普及は未だ発展途上。産後ケア施設は少しずつ増えているものの、利用料や、第三者に助けを求めることへの心理的ハードルなどが高く、専門的なサービスを受けずに産褥期を過ごす女性が多いのが現状です。

こうした状況を踏まえ、日本でも本格的な「産後の養生」を自宅で簡単に実践できるように発売されたのが、今回の薬膳飲料。サプリメントでも漢方薬でもない、自然素材のみで作られた全7種の健康飲料は、甘味料・保存料・着色料無添加です。煮出したりお湯で抽出したりする手間がかからず、パックを開けてそのまま飲めるのも特長のひとつ。

2025年春以降には、女性の様々なライフステージに寄り添う薬膳食品の発売も予定されています。「生理ケアセット」や「更年期ケアセット」など充実のラインナップは、気になるかたも多いのではないでしょうか？

Topic3.フェムテック・フェムケアの知見を結集した2日間！『第3回 JAPAN FEMTECH SUMMIT 2025』開催決定！

一般社団法人日本フェムテック協会は、2月19日（「フェムテックを学ぶ日」）と21日に「第3回 JAPAN FEMTECH SUMMIT 2025」を開催することを発表しました。2023年の初開催から延べ2000人以上が参加した、最新のフェムテック情報や新たな視点を得られるイベントです。

今年のテーマは「対話と相互理解で性差から生まれるギャップを埋める！」。女性特有の健康課題を男性も理解し、パートナーや同僚、友人など大切な人との対話を通して相互理解を深めるためのヒントを、オンラインのトークセッションで探ります。

参加対象は、フェムテック・フェムケアに興味関心のあるすべての方。5分で受験可能な無料のウェブテストに合格し、フェムテックアンバサダーに認定されれば申し込むことができますよ（21日のアフターパーティーは有資格者限定）。

フェムテック・フェムケアの「今」がわかる一大イベント。知識をアップデートするよい機会になりそうです。

明日がちょっといいミライに！今日のワンステップ

フェムテックやフェムケアと聞くと「なんだか人に話しづらい…」「自分にはハードルが高そう…」と思うかたも多いはず。でも実は、意外と簡単なことから取り組めるんですよ。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

PMS（月経前症候群）との上手なつき合い方について調べてみた！

Topic1で取り上げたPMS（月経前症候群）。これは生理の3〜10日前から起こる、気持ちや体の不調のことです。イライラする・肌が荒れる・乳房が痛い・憂鬱な気分になる…など症状は様々で、その種類は200以上とも言われるほど。PMSの原因には、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられているものの、はっきりとはわかっていません。

症状を緩和するためのセルフケアの基本は、ライフスタイルを改善すること。バランスのとれた食事をする・十分な睡眠をとる・適度な運動をするなど、生活習慣の見直しが大切です。この時期は、イライラや緊張感、むくみを悪化させる可能性のあるアルコールや塩分、カフェインは控えるのが◎。

また、PMSの症状を手帳に記録しておくのも有効です。自分のリズムを知ることができ、リラックスする時間を作るなどの対処がしやすくなりますよ。

筆者も生理前のむくみが悩みでしたが、何をすればよいかわからず、とくに対処をしていませんでした。これからは、スマホアプリで管理している生理のデータをもとに、月経前はふだんより意識して生活習慣を整えようと思います。

皆さんも思い当たる症状がある場合は、ライフスタイルの見直しから始めてみてはいかがでしょうか？症状がひどいと感じるときは、我慢せずに婦人科で相談してくださいね。

執筆者・・・サンキュ！STYLE取材班 Kota（コタ）
小5と小2姉妹の母。サンキュ！STYLEでは、クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活で培った、シンプルな暮らし方に関する記事を執筆中。