体に優しい悩みを助けるフェムケアアイテム登場と生理についての考え方って?今週の気になるフェムテックニュースをお届け【39Femtech WeeklyNews】
2024/11/25
Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた用語のこと。テクノロジーを活用していないものについては、FemCare(フェムケア)と呼ばれることが多いです。
サンキュ!読者の皆さんも、最近女性の悩みを解決する製品やサービスについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE調査班が、最新のフェムテック情報をご紹介する連載「39Femtech WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE取材班のきいろがお届けします。
- Topic1.重炭酸湯に浸かるだけ!入浴タイムで体に優しいフェムケアができるアイテム
- Topic2.軽失禁にお悩みのかたを助ける革新的なショーツが発売!
- Topic3.性別関係なく「生理について知ること」「正しく理解すること」が生きやすい世の中へ変わる一歩
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.重炭酸湯に浸かるだけ!入浴タイムで体に優しいフェムケアができるアイテム
デリケートゾーンは身体の他の部位に比べても、圧倒的に経皮吸収率が高いと言われているそうです。だからこそ、デリケートゾーン周辺のケアには身体に優しい成分を使用したものを選ぶのが大切で、内部からのケアも必要。
株式会社ホットタブはが20〜50代の女性を対象に「フェムケア・デリケートゾーンケア」に関する調査を行ったところ、体にとって優しい成分を使用したほうがいいと考えつつも、そうでない製品を使用しているかたが多かったのだとか。
株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレットから新発売された純正重炭酸『HOT TAB NATURAL ZEN SHOWER』はシャワーでも入浴でも使える、オールマイティな重炭酸イオン洗浄の浴用化粧料です。
デリケートゾーンは優しい成分のものでケアできると安心ですね。
Topic2.軽失禁にお悩みのかたを助ける革新的なショーツが発売!
吸水ショーツのブランド「Comfits(コンフィッツ)」より、軽失禁対策に特化した新商品「All Life」が2024年11月15日に発売されました。
「All Life」は、名古屋市立大学病院泌尿器科と共同開発されたこの製品は、快適性と吸水機能を兼ね備え、軽失禁にお悩みのかたに向けた革新的なショーツです。
従来の吸水ショーツをベースに改良を重ね、機能性と着用感が大幅に向上しており、研究参加者から「伝い漏れしにくい」「尿もれ対策が目立たない」「肌に優しい」「運動時も快適」などの高評価を得ているそう!
定番のシックなカラーのブラック、透けにくく自然な見た目のブラウンベージュ、トレンド感を取り入れた華やかなカラーのセージグリーンの3色展開。公式オンラインショップや楽天市場店で購入可能です。
産後の女性は骨盤底筋に負担がかかることで尿失禁で悩むかたが多いのだとか。こういったアイテムを使用することでお悩みが解決できるといいですね。
Topic3.性別関係なく「生理について知ること」「正しく理解すること」が生きやすい世の中へ変わる一歩
株式会社Be-A Japanが運営する女性支援ソーシャルプロジェクト「GBA(ジービーエー)が国立大学法人お茶の水女子大学で生理セミナーを開催しました。
セミナーの受講生は留学生を含めた8名の学生で、宗教や文化の違いによって「生理」に対する扱いや考え方の差が大きいことがわかったそう。
文化的な女性差別や宗教的な問題が日常に起こっている国があり、「生理」がタブー視されている現実が世界的な問題となっています。また、世界と比べた時、日本の生理事情について「足りない」と思う点について、学生からはこのような意見があったそうです。
他のかたの生理についての考え方を知ると共感できたり、新たな視点を発見につながりますよね。女性だけでなく、男性にも生理についてもっと知ってもらえると、さらに社会的な理解が深まるのではないかと感じました。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
フェムテックやフェムケアと聞くと「なんだか人に話しづらい…」「自分にはハードルが高そう…」と思うかたも多いはず。でも実は、意外と簡単なことから取り組めるんですよ!今週筆者がやってみたことをご紹介します。
子宮を温める心がけと生理前に家族に声がけ
筆者は子宮を温めることを心がけています。腹巻をつけたり、レンジで温めると湯たんぽのように温かくなる製品を眠る前に少しだけおなかに乗せるとあたたかくて落ち着きます。
生理前はもうすぐ生理になることを家族(夫と子ども)に軽く報告しています。生理前と生理中はホルモンバランスの影響で眠くなりやすかったり、気分が不安定になりやすかったり、湯船に浸からないので、そのことも含め家族に知っておいてもらえると自分の気持ちが少し楽です。
皆さんもちょっとした心がけで生理前や生理中の憂鬱さが少しでも解消できるといいですね。
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 きいろ
小学2年生の母、環境のことに興味を持つ整理収納アドバイザー。シンプル・サステナブル・整えるをテーマに執筆中。
【セミナーを受講した方の意見を一部抜粋】 ・体の見えない不調を、生理を理由にするのがなんとなく後ろめたく感じる。 ・社会的に生理休暇のような欠席がもっと浸透すればと思います。 ・生理用品が高いと思います。女性ならではの必要経費が多い中で、生理用品はかなりの出費であると思います。