オススメなとき、控えたほうがよいとき『チョコレート』の薬膳解釈!
2024/03/24
看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。
バレンタインデーがある春は、世界中からおいしいチョコレートが集まってきます。バレンタインまでの期間はもちろん、バレンタインを過ぎると求めやすい価格になるケースもあり、自分のために購入したり、春先の手みやげやプチギフトにチョコレートを渡すかたもおられるのではないでしょうか?
今回は、チョコレートの薬膳効果と、チョコレートがオススメなタイミング、控えたほうがよいタイミングをお伝えしますね。
チョコレートの薬膳効果
薬膳では、チョコレートの原料「カカオ」に以下の効果があると考えます。
・心と体にエネルギーを補う
・血の巡りをよくする
・体にたまった余分な水分を体外に出す
・心を安定させる
ちなみに、カカオに含まれている主な成分の作用は
「カカオポリフェノール」→抗酸化・抗動脈硬化
「テオブロミン」→記憶力向上
「セロトニン/トリプトファン」→ストレス緩和
古典の薬膳、近代の栄養学、共通して心と体を元気にして巡りを良くする効果があるという解釈なのが興味深いですね。
こんなときは、チョコたべよう!
心と体を整える際に、チョコレートを活用するのがオススメなときは
1)心や体が疲れているとき
2)むくんでいるとき(夕方むくむなら、午後のおやつタイムに)
3)冷えが原因の痛みがあるとき(血の巡りがよくなると和らぐ場合があります)
2・3については、白砂糖が多く含まれているチョコレートの場合は巡りを悪くさせてしまう場合があるので、できるだけ砂糖不使用もしくは少ないものを選びましょう。
こんなときは控えめに…
チョコレートを控えめにしたいタイミングは…
1)食べ過ぎたとき
2)飲み過ぎたとき
3)顔がほてったり、のぼせたりするとき
食べ過ぎたとき、飲み過ぎたときにチョコレートを控えたほうがよい理由として、チョコレートは食べ過ぎると消化機能に負担がかかるからです。食べ物、飲み物の消化に加えてチョコレートが加わると消化機能が働き過ぎて疲れてしまいます。また、同じ理由で胃腸の不快症状があるときにもチョコレートの摂取はおススメできません。
そして、チョコレートは氣(き)という体のエネルギーを頭のほうへ上昇させる性質があります。のぼせやほてり感を感じやすい人は、もともと氣が上昇しやすい体質ですので、自覚症状のあるときはチョコレートの摂取を控えたほうがよいでしょう。
心と体の健康維持を助けてくれるチョコレート、おススメのタイミング、控えたほうがよいタイミングを把握して、賢く健康管理に活用したいですね。
◆この記事を書いたのは・・・薬膳ナースけいこ
薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト
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