実は意外と身近!ダイエットにも〇おすすめスーパーフード
2019/10/11
ここ数年、モデルや美意識の高い女性の間で話題になっているスーパーフード。なんだかよくわからないし、近所のスーパーには売っていないだろうし、「自分には手の届かない存在」だと思っていませんか?
ですが「スーパーフードは意外と身近なもので日常的に取り入れられるものもたくさんあるのです」と言うのは、スーパーフードエキスパート・雑穀スーパーフードマイスターの資格を持つ高木沙織さん。
冬に向けて体調管理をしっかりしておきたい今こそ、スーパーフードの出番。
今回は、美と健康のサポートに役立つ身近なスーパーフードを教えてもらいました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
今さら聞けない、スーパーフードって何がすごいの?
「スーパーフード」と聞いても、何かがすごいのだろうけれど、いまいちよくわからないというかたは多いでしょう。
そこで、まずはスーパーフードの定義から。
スーパーフードとは、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であったり、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれたりする食品のこと。日々の食事からは補いきれない栄養の摂取に役立ち、美容や健康の底上げに役立ってくれるということができるでしょう。また、食事にかけたり混ぜたりして手軽にとることができるものが多いのも特徴のひとつで、あると重宝するのがスーパーフードなのです。
ただ、商品によってはまだ専門店や健康食品売り場、ネット通販などでしか購入できないのも事実……なのですが、次のような食品ならスーパーのような身近なところでも購入できるはず。
雑穀も立派なスーパーフード
スーパーのお米売り場やその近くには、雑穀も並んでいますよね。雑穀も立派なスーパーフードで、ビタミンやミネラル、食物繊維、ポリフェノールの摂取に役立ちます。
では、どの雑穀を選べばよいのか?雑穀初心者さんにオススメなのは、次の3つです。
おすすめ雑穀1:アマランサス
アマランサスは雑穀のキング的存在。その栄養価の高さから、「仙人の穀物」と呼ばれています。
たとえば、白米と比べると肌や爪、髪、筋肉の材料となるたんぱく質が2.1倍、血流をよくするビタミンEは13倍、貧血の予防になる鉄は11.8倍も多く含まれるだけではなく、あらゆる代謝のサポートをするマグネシウムは雑穀のなかでもダントツに多いのが特徴です。
小粒で味にクセがなく、取り入れやすいところも魅力でしょう。白米に混ぜて炊飯するほかに、ゆでてサラダや煮物にかけるのも◎。
おすすめ雑穀2:大麦
続いては大麦。大麦のなかでも、精麦したあとに蒸してローラーで押しつぶした押し麦は、麦ご飯として外食チェーン店でも食べられるようになってきました。
注目すべきは食物繊維で、食後血糖値を低下させる水溶性食物繊維と、便秘を予防する不溶性食物繊維をバランスよく含みます。お腹スッキリ雑穀といったところでしょう。
こちらも味にクセがなく、見た目も白米に近いですよ。
おすすめ雑穀3:黒米
黒米は、世界三大美女のひとりである楊貴妃も食べていたといわれる美容雑穀。アントシアニンというポリフェノールによる抗酸化作用に期待できます。
また、薬膳食材のひとつでもあり、腎の働きをよくし、体力・気力の低下が気になるかたにもオススメ。ほんのり紫色に色づいたお米は、食卓を華やかにしてくれるでしょう。
チャレンジしやすいスーパーフード、何がある?
ここまでは、いつも食べる白米に混ぜることで栄養価を高めてくれる雑穀を紹介しました。
より本格的なスーパーフードにチャレンジしてみたいかたは、次の食品をチェックしてみてください。
ゴジベリー(クコの実)
赤いドライフルーツ・ゴジベリーは、中国料理によく使われるスーパーフード。
皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAが豊富なので、風邪が流行する季節の健康維持に役立つでしょう。薬膳では、滋養強壮や血行促進に効果的だといわれています。
そのまま食べてもよいし、スムージーに入れても◎。
チアシード
チアシードは有名どころですよね。
浸水させると10倍近くふくらんでジェル状になり、満腹感を与えてくれるスーパーフードです。これは、グルコマンナンという食物繊維によるもので便秘の解消にも役立ってくれるでしょう。
水でふやかしたものを入れるだけで、ダイエットにうれしいオリジナルドリンクの完成です。タピオカのプリプリ感とまではいきませんが、「タピオカミルクティーで太ってしまった」かたはチアシードに切り替えて食感を楽しんでみては?
ダイエット中なのであれば、水やお茶をベースに!です。
スーパーフードのニューフェイス「シーベリー」って?
最後はニューフェイスを紹介しましょう。200種類以上の栄養を含むといわれるシーベリーです。
抗酸化作用を持つビタミンA・C・Eや鉄、ミネラル、食物繊維はもちろん、肌のうるおいを保つオメガ7脂肪酸のひとつパルミトレイン酸、体内では合成できないオメガ3・6・9脂肪酸が含まれるということで注目が集まってきています。
筆者も早速試してみたのですが、ドリンクタイプのものは炭酸水で割るとサッパリとした酸っぱさが感じられておいしくいただけました。まだ広く知られていないので、スーパーフードのトレンドを先取りしたいかたは検索してみてもよいかも。
こうしてみると、スーパーフードは決して遠い存在ではありません。気になる食品があったかたは、早速取り入れてみてはいかがでしょうか。