「干物」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2023/01/29
干物は冷凍保存できるのでしょうか。乾燥を防ぎ旨味をキープさせるためにも、正しい冷凍方法を知っておきましょう。本記事では干物を冷凍するときの手順や注意点、解凍方法やアレンジレシピについて紹介しています。干物をおいしく食べるための参考にしてみてください。
干物は冷凍できる?
干物は冷凍保存が可能です。加工した状態で販売されている干物ですが、冷蔵庫で保存していてもあまり日持ちしないため、すぐに食べきる予定がない場合は冷凍保存しましょう。
風味を高めるために作っている干物には、多少の水分が残っています。干物特有の風味を保つためにも正しい方法で冷蔵・冷凍保存することが大切です。本記事では正しい冷凍方法や、解凍方法について紹介しています。
干物を冷凍する際の注意点
干物は冷凍保存に向いている食材です。冷凍する際には乾燥や匂い移りの対策を怠らないように注意しましょう。干物を1枚ずつしっかりと食品用ラップで包んでから保存袋に入れることで、乾燥や匂い移り対策となります。
そして旨味を閉じ込めるために、素早く凍らせることも大切です。注意点を守ることで干物本来が持つおいしさをキープできます。
また冷凍する際、干物は新鮮な状態であることも確認してください。表面にぬめりがあったり、カラカラに乾燥していたりする干物は食べない方がよいでしょう。
干物はジッパー付きの保存袋で冷凍するのがおすすめ
次に干物を冷凍するときの手順を紹介します。干物の冷凍はジッパー付きの保存袋を使用するのがおすすめです。
用意するものは食品用ラップと冷凍用ジッパー付き保存袋です。また、金属トレイがあるとより冷凍しやすくなるでしょう。
真空パックで包装されているものなど、商品によってはそのままの状態で冷凍できる場合もあります。冷凍方法が商品に記載されていれば、そのとおりに保存してください。
1:干物を食品用ラップで包む
まずは干物を食品用ラップで1枚ずつ包んでいきましょう。保存している間に干物の乾燥を防ぐために、食品用ラップでぴっちりと包むのがポイントです。ぴっちりと包むことで乾燥や匂い移りを防げます。
2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する
食品用ラップでぴっちりと包んだ干物は、冷凍用ジッパー付き保存袋に入れます。食品用ラップで包むときや、保存袋に入れるときはなるべく空気が入らないように注意しましょう。
干物を入れた保存袋は、しっかりと空気を抜いてから封をします。可能であれば金属製トレイの上において冷凍庫へ入れましょう。金属製トレイを使用することで冷凍時間が早くなります。
また冷凍庫へ入れるときは、冷気が強く温度の変化に影響されない奥の方に置いてください。素早く冷凍することが、干物の旨味をキープするポイントです。
干物の解凍方法
冷凍した干物は解凍する必要がありません。解凍してしまうと水分とともに旨味が流れてしまうためです。
凍った状態のままフライパンやオーブントースターなどで焼いていきましょう。焼くときは身の方から焼いていきます。身を焼いてから皮を焼いていきましょう。
焼く際には使用する調理器具をあらかじめ温めておくと、干物がくっつきません。干物を解凍せずに焼くことで、旨味をキープできるだけではなく身が崩れにくくなるというメリットがあります。
冷凍干物の保存期間は?
冷凍した干物の保存期間の目安は、2週間~1カ月ほどです。これ以上保存してしまうと、干物の水分が失われ食感がパサパサしてしまいます。おいしく食べるためにも、早めに食べましょう。
冷凍する際には、おいしく食べられる期限を忘れてしまわないように保存袋へ日付を記載しておくと安心です。
冷蔵保存の保存期間は約5日です。真空パックされているものは、それよりも保存期間が長くなることがあります。商品に記載されている日付を確認し、それに応じて保存方法を変えるのも良いでしょう。
冷凍した干物の活用レシピ
冷凍する保存期間が長くなり、旨味も凝縮されている干物は日々の食卓で活躍します。干物の旨味を活かしたアレンジレシピも多くあるため、ぜひ参考にしてみてください。
冷凍した干物を活用したレシピは次のとおりです。アレンジレシピを活用すれば飽きずに干物を堪能できます。ご飯のおかずになるものから、お酒のおつまみになるものまでアレンジレシピの種類は豊富です。
干物でふりかけ
冷凍した干物を活用したおすすめレシピが「ふりかけ」です。作り方はとても簡単で、数日持つため作り置きレシピとしても活用できます。
こんがり焼いた干物の骨を取り除いてから、身をみじん切りにして他の材料と一緒にカリカリに炒めていきましょう。干物の旨味と梅の酸味が、ご飯との相性抜群です。
干物ご飯
続いて紹介するおすすめレシピが「干物ご飯」です。下準備の段階で干物は焼いて骨を取り除いておきましょう。身を食べやすい大きさにほぐしたら、他の材料と一緒にご飯と混ぜるだけで完成です。
調味料も醤油だけで簡単に作れます。
干物でアクアパッツア
最後に紹介するレシピがアクアパッツァです。生魚で作るイメージが強いアクアパッツァですが、干物でも同じ要領で作れます。
本記事で紹介しているレシピではホッケの干物でアクアパッツァを作っていますが、他の魚を使用してもおいしく仕上がります。干物の新しい味を堪能してください。
干物の保存は冷凍を活用しよう
生魚よりも日持ちし、旨味が凝縮されている干物はとても魅力的な食材です。冷蔵庫で保存できますが、すぐに食べきる予定がない場合には冷凍して旨味をキープしましょう。
解凍することなく焼けるのも冷凍した干物の嬉しい点です。アレンジレシピも多くあるため、冷凍保存を上手に活用しておいしく干物を食べましょう。