【ワインの染み抜き】重曹すごい!絨毯・シャツ・カーペットのシミが落ちる方法
2019/01/28
最近は、手頃な価格のワインを自宅で楽しむ人も多い様子。グラス片手に優雅な気分に浸っているとき、ふとしたはずみでワインをこぼした経験はありませんか? ワインのシミは色が濃いだけに、落とすのは難しそう・・・・・・。
今回は、ワインの染み抜き方法について、家事アドバイザーの藤原千秋さんに教えていただきました!
ワインのシミはどんな成分?
赤ワインのシミは、原料のぶどうに含まれる「アントシアニン」という色素が原因。時間が経って酸化すると非常に落ちにくくなるので、気づいたら一刻も染み抜きをしましょう!
シミ抜きの前に、洗濯表示を確認
まずは、シミがついた衣類が水洗いできるかどうか必ずチェック。水洗いできない素材の場合、無理に染み抜きの処理をしようとすると繊維にダメージを与えたり、シミが広がることも。お気に入りの服やデリケート素材の服にシミがついてしまったときは、クリーニングなどプロの手に委ねたほうが安心です。
ワインの染み抜きをしてみよう
水洗いできることが確認できたら、さっそくワインの染み抜きを開始!
<用意するもの>
■ 酸素系漂白剤
■ 布
■ 重曹
1.漂白剤と重曹を混ぜる
漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜ合わせます。
2.シミになじませる
あて布をして、1の漂白剤&重曹をシミ部分に塗ってなじませ、しばらく置きます。
3.洗濯機で洗う
シミが薄くなったら洗濯機で洗濯しましょう。
カーペットや絨毯にシミがついたら?
「ワイングラスが倒れて、カーペットにシミが・・・」という悲惨な事態も起こりかねません。そんなときは慌てず、次の方法を試してみて!
1. 直後ならたたいて吸い取る
ワインがついた直後なら、乾いたウエスなどをのせてトントンとたたいて吸い取ります。
2. カーペット用洗剤を使う
乾いてしまった場合は、水で軽くぬらし、カーペット用洗剤をたっぷり吹き付けます。
3.すすぎ拭きで仕上げる
汚れをウエスでしごき取っていきます。その後、水拭きをし、さらにから拭きをして仕上げます。
どうしても落ちない場合は漂白剤で
40〜50℃のお湯2Lに酸素系漂白剤10gを入れ、布を浸します。布を軽くしぼってシミ部分を覆い、汚れをもみほぐしましょう。
まとめ
シミを見るとつい泣きたい気持ちになりますが、とにかくスピーディに染み抜きすることが大切です。今回ご紹介したように、漂白剤を使えばほとんど目立たないくらいまで落とせることも。万が一ワインをこぼしてしまったときは、ぜひお試しください!
教えてくれたのは・・・藤原千秋さん
家事・掃除・住宅アドバイザー。大手住宅メーカー営業職を経て、2001年よりAll About「住まいを考える」ガイド。家事にまつわる記事のライター・アドバイザー・コラムニストとして、雑誌をはじめ数多くの媒体で活躍中。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』他。
取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)