男性にもスイーツが人気の昨今。カメラマンの大森さんにとっては、子どものころから食べ親しんだ、お母さまの手づくりマーマレードが、おふくろの味でスイーツの原点。いつでもどこでも気軽に食べたい、運命のスイーツです。
トーストが極上スイーツに!おふくろの味は夏みかんのマーマレード
千葉の実家には庭に夏みかんの木があって、シーズンになると鈴なりに実がついていました。その夏みかんで、毎年母がつくっていたのがマーマレードです。母のつくるマーマレードは、甘くてつややかな夏みかん色。皮のほろ苦さと果肉の酸味のバランスがよく、まるで教科書のようなできばえでした。
子どものころに食べていたマーマレードは、僕の日々のおやつでありデザートでもありました。
当時近所のパン屋の食パンが好きで、その食パンを香ばしくトーストした上にバターを塗って母のマーマレードをたっぷりのせて食べるのが大好物でしたね。まさに僕にとっての極上のスイーツです。
今でも、季節になると母がてづくりマーマレードを送ってくれます。普段はおやつではなく、朝食で食べることが多いです。コーヒーをいれて、トーストにマーマレードをのせていただく。忙しい朝は立ったままでも食べられるし、食べ慣れた甘さが体を目覚めさせ、頭をスッキリとさせてくれるんですよ。
毎年送られてくる、お母さま手づくりの夏みかんマーマレード。定番となったおいしさは、大森さんの家族も大好き。
トーストにのせるほか、ヨーグルトのトッピングにも。その相性は間違いなし!
マーマレードとともに送られてくる、食べ応えのある大きな夏みかん!
「夏みかんピール」は、奥さまのお手製です。
Have a try!
□ジャムを手作りしてみる
□懐かしい味を思い出してみる
□自分の「おふくろの味」は何か考えてみる
スイーツのお話をしてくれたのは……
大森忠明さん
カメラマン。インテリア、ファッションなどを中心に幅広く活躍中。実はかなりの甘党で、一人娘にもスイートなパパ。釣りが趣味で、旬の魚を求めて川に、海に、湖に!
撮影/砂原 文
構成・文/白江あかね