片づけが苦手な私が"それなりに"片づけられるようになった5つの理由
2020/12/18
サンキュ!STYLEライターの三角園いずみです。
片づけが苦手だと自覚しているかたは多いのではないでしょうか。じつはかつて私も片づけや整理整頓が得意だなんて、口が裂けても言えませんでした……。ぐちゃぐちゃのクローゼット、足の踏み場のないリビング。ああ思い出すだけで恥ずかしくなります。
しかしそんな筆者ですが、完璧ではないものの今ではそれなりに使いやすい環境に整えられるようになりました。
片づけが得意になりたいわけじゃないけど、それなりにできるようになりたいとお悩みのかたに、元片づけできない女だった私が片づけられるようになった理由をこっそりお教えします!
1.捨てて、捨てて、捨てる!
片づけができるようになった理由、栄光の第1位は「ものを減らしたこと」です。
ものは多ければ多いほど管理に手間がかかり、逆に少なければ少ないほど減ります。つまり片づけや整理整頓のしやすさは、ものの量に左右されるということ。したがって片づけや整理整頓が苦手な人ほど、ものの量は減らす必要があります。
ものが少なければ整理収納について頭を悩ませる必要もなくなるんですよね。片づけスキルをあれこれと身につけるよりも前に、まずはものを減らすことが重要だと感じました。
2.「面倒」を上回るメリットを知る
私が片づけができなかったのには「面倒だから」という理由もありました。片づけや整理整頓はできていなくても、それなりに生活できてしまうもの。そのため面倒だからという理由で、つい後回しにしてしまいがちでした。
厄介なことに一度面倒だと思うと、なかなか取りかかれなくなってしまうんですよね。無意識のうちに理由をつけてやらなくなってしまうんです。
面倒だと思う気持ちに打ち勝てたのは、それを上回るメリットがあることに気づけたからだと思います。
片づけや整理整頓できた部屋ですごす快適さ、気持ちのよさや便利さなど……大きなメリットがあると身を持って理解できると、面倒さを乗り切る気力が湧いてくるようになりました。
3.片づけとは小さなタスクの積み重ねと心得る
片づけや整理整頓が苦手な私にとって、それらは大がかりな作業でした。面倒で溜め込んでからようやく作業にとりかかるのですがから、そりゃあ大がかりな作業になりますよね!笑
片づけや整理整頓は日々の小さな作業、タスクの積み重ねなんです。タスクが小さいうちに取りかかれば、かかる負担も少なくてすみます。
生活のなかに小さな片づけタスクをうまく組み込み、ルーティン化することで自然と片づくしくみをつくれるようになりました。
4.片づけが得意なかたのSNSをゴールにしない
片づけや整理整頓が得意な方のSNSを見て、こんなふうになりたい! と思うのはやめました。つい片づけができていない自分の状況と比べてしまい、気持ちが落ち込んでしまうんですよね。
SNSでは美しく整った状況を切り取った画像が投稿されることが多く(自分だって”盛れた”画像を投稿しますよね!?笑)、比較対象としては適切といえません。
モデルルームと自宅を比較するのと同じようなものだと私は考えています。
もちろんSNSで見かけた素敵な部屋を片づけのモチベーションにしたり、インテリアの参考にしたりするのは効果的だと思います。
5.自分や家族が快適にすごせる環境がゴールだ
じゃあ片づけや整理整頓はどこがゴールなのか。それは「自分や家族がそれなりに快適にすごせる環境」だと考えます。
それなりに快適にすごせる環境とは、スムーズに生活できる環境。何かやろうとしたときに、ものをどかす必要がない、探し物をしなくてすむような、生活に滞りがない環境が私にとってのベストかなと今は思っています。
もちろんゴールは家族環境やライフスタイルによって変わり、家族の数だけ答えがあるものです。自分なりのゴールを見つけ、そこへ向かえるようになったら、片づけや整理整頓も自然とできるようになるはずです。
片づけは完璧じゃなくていい!
片づけや整理整頓は完璧にできるようになる必要はありません。苦手だと感じている人に限って、目標を高々と掲げて、達成できずに諦めてしまうという悪循環に陥りがちです。
まずはできることから始めてみましょう。引き出し1段からでいいんです! 少しずつ達成感を手に入れて、自分は片づけできるんだという意識を持つことも効果的です。
片づけのハードルはもっと低くていいと思うんです。 自分や家族が住む環境は、自分や家族が快適にすごせればそれでOK。気負わず、片づけや整理整頓にとりかかってみてくださいね。
◆記事を書いたのは…三角園いずみ
フリーライターで2人の男子の母。「家事の手間と家族への愛は比例しない」をテーマに、ラク家事を追求しています。
※ご紹介した内容は個人の感想です。