スッキリと暮らすためには「ものの数を減らすこと」が手っ取り早いですが、捨てて後悔だけはしたくないもの。後悔するのが怖くてなかなか捨てるのに踏み切れないという人でも、家にあったら迷わず捨てていいものがあるとか。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教えてもらいました。

1.明らかなごみ
「お菓子を食べたあとの袋」や「使用済みのティッシュ」など、捨てて当たり前のものを何となく放置してしまうのが年中部屋が散らかっている人の特徴でもあります。
ついダラダラしてしまう人は、「ご飯前」や「出かける前」など、時間を区切って捨てる時間を持つことがポイント。1、2分も時間をとればすむことなのでむずかしくはありません。むずかしければ近くにゴミ箱を置くのもひとつの策。
ゴミをまたぐようになったり、テーブルにあるものを端に寄せる行動をとったときは捨ての合図だと心得ておきましょう。
2.期限切れのもの
捨てる基準がわからない人は、「期限があるもの」から始めると捨てる練習になり、判断力が磨かれます。
・賞味期限切れの食品
・保証期限が切れた保証書
・前年度以前の内容の書類
などは、今後も使うことはないので即捨てしても後悔することはありません。過去のものを減らすことで、今使うものがすっきりと整い、日常生活をスムーズに送ることができます。
3.壊れたアイテム
故障した家電や割れた食器など、ふだんのゴミ以外のものが出ると、何となく捨てるのがおっくうになってしまうもの。しかし、放置していては見るたびに「捨てなければ」という焦りや罪悪感が生まれるばかりです。
修理して使う予定がない限りはすぐに捨てて大丈夫です。家電はリサイクルなどの回収をしていることもあるので事前に調べる必要はありますが、今は自治体別にごみ捨てのガイドブックが発行されていたり、ホームページでも気軽に確認できるようになっているところが多いです。
価値がないものだから捨てても後悔なし!
ご紹介したものは、いずれも「ものとしての価値がない状態」です。用済みのものだったり長らく使っていないものだからこそ捨てても後悔する可能性は低いどころか、なくしたことで快適になることがほとんどでしょう。
整理作業は捨てられない人にとってはハードルが高く感じますが、それは自分で勝手にハードルを上げてむずかしく捉えている場合もあります。何から手をつければよいか分からないときは、この3つから取りかかり、捨てる練習をしてみてください。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部