どうしても落ちない汚れ、解決する方法はクエン酸!?使ってはいけない場所も紹介
2023/05/25
掃除で使われることもある「クエン酸」。ドラッグストアの棚でよく見かけるので、お持ちの方も多いでしょう。でもこの「クエン酸」、どういうときに使えばいいのか、よく理解していない人も多いのでは?
そこで今回は、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんに、「クエン酸の使い方」というテーマでお話いただきます。
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どうしても落ちない水アカ汚れはクエン酸の出番!
ふだん使っている洗剤では、どうしても落とせない水アカ汚れってありますよね。例えば、食洗機の中や、ポットの中、加湿器の受け皿の中などにできやすい、白っぽくて、カリカリした手触りで、素材に張り付いているアレです。
これらは一生懸命洗剤とスポンジでこすっても、硬くなった水アカだけは残ってしまいます。
そんな水アカ汚れに効果的なのがクエン酸。
クエン酸は、住宅用洗浄剤として人気があり、手軽に入手できます。清掃用のクエン酸として粉状で売られているほか、水に溶かしたスプレー式のものも販売されています。
今回は、粉状のクエン酸を利用したお掃除方法を3つご紹介します。
クエン酸活用術1:電気ポット/ケトル内の洗浄
【1】電気ポット/ケトルのメモリ上限まで水を入れて、クエン酸を50gを投入。そのまま沸騰させます。
【2】1時間置きます。放置中は間違って中のお湯を使ったり捨てたりしないよう、「清掃中」の付箋を貼っておきましょう。
【3】充分にすすいだら完了!
クエン酸活用術2:食洗機内の洗浄
【1】空っぽの庫内に、クエン酸をバラバラと振りかけます。庫内の広さによりますが、50~100gくらい。
【2】1サイクル運転させたら完了!
クエン酸活用術3:加湿器の水受け皿の洗浄
【1】まず。中性洗剤(またはアルカリ性洗剤)やカビ剤を使って、受け皿についた汚れを洗い流します。
【2】そのうえで、もし白っぽい水アカ汚れが残っていたら、受け皿にクエン酸とお湯を張り、数時間~ひと晩放置します。
【3】水アカが柔らかくなり浮いてきますので、ブラシなどで軽くこすって洗い流します。
もし、一度で取り切れなくても、
・繰り返しやってみる
・つけ置き時間を長くする
・クエン酸の量を増やしてみる
・お湯の温度を上げてみる
といったことを工夫して、再度チャレンジしてみてくださいね。
クエン酸を使ってはいけない場所は?
なお、クエン酸は、水洗いできないものには使えないです。漆器、鉄、アルミ、銅、真鍮、大理石などへの利用も適していませんのでご注意ください。また、塩素系漂白剤との併用は絶対にNG。有毒ガスが発生する恐れがあります。