プロが辛口回答!洋服を捨てられない人のお悩みQ&A
2021/12/29
本当に好きな服だけ残す整理術!服の適量や残すべき服、着回しはどうしたらいいの?もっとおしゃれな人になるための考え方を林智子さんに教えてもらいました。
<教えてくれた人>
林智子さん
SMART STORAGE!所属。個人のクローゼットの片づけと、スタイリングサービスを提供。オンラインでのサービスも実施。
Q クローゼットに入れておいていい服の適量は?
A 服をかき分けずに取り出せるくらいの量までにとどめましょう。
目に入らない服は、どんどん着る機会が減っていきます。ちゃんと着るために、ひと目で選べて取り出しやすい収納に!
Q 年に1~2回くらいしか着ない服は捨てるべき?
A 具体的に着る機会があるなら取っておいてOK。
「やせたら」「食事会があったら」というあいまいな理由ではなく、冠婚葬祭や学校行事など、具体的な理由がある物は残して。
Q 体形が変わっていないから、20年前の服を着ててもいい?
A それって、まだ着られるからといって学生服を着ているようなものですよ。
厳しいようですが、20年前の服を着ている人はイタいです。年相応の服をあらためて選ぶことでおしゃれな人になれますよ。
Q トレンドは繰り返すものだから、昔の服を捨てられません
A 繰り返すとはいえ、昔とまったく同じではない。
トレンドはまるっきり同じで繰り返すのではなく、微妙に進化するもの。古い服は古い印象しか与えないので、不要です。
Q やぶれたりほつれたりしないと捨てられません
A 一度着てみて、ステキかどうか考えてみましょう。
服がいたむ寸前まで着ている人はステキですか?その服が今の自分を輝かせてくれるかどうか、着てみれば気づけるはずです。
Q 古くなった服を部屋着に格下げするのって普通ですよね?
A 家で過ごす時間を大切にしたいなら、部屋着も新しい物を買うべきです。
着心地や動きやすさを考えると、部屋着として適切でない場合も。それに、格下げ服=もう好きじゃない服。潔く手放して!
Q 着回すのが下手でいつも同じ組み合わせになっちゃいます
A ネットで手持ち服を検索して、ほかの人のコーデを参考にしましょう。
レシピを検索するように、「黒ニット コーデ」などのキーワードでネット検索を。気づかなかった組み合わせが見つかります。
Q センスを磨く方法は?
A ふだん行かないお店で試着してみては?
ふだんと違うテイストの服を試すと、実は似合うという発見があったり、着こなしの幅が広がって、センスに磨きがかかります。
Q 服が少ないとおしゃれできないのでは?
A 好きな服だけに絞れば、新しく買う楽しみも!
ワンシーズンしっかり着て、来年新しい服を買うという新陳代謝のいいクローゼットで、おしゃれはますます楽しくなります。
参照:『サンキュ!』2022年1月号「服を10着に減らす」より。掲載している情報は2021年11月現在のものです。監修/林智子 撮影/片岡祥 構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部