【韓国ドラマ】アン・ヒョソプ主演『トップマネジメント』「顔の天才」チャ・ウヌと共演したロマンティックコメディー!
2024/11/05
2022年に主演を務めたドラマ『社内お見合い』の大ヒットでその名を世界に轟かせたアン・ヒョソプ。身長188cmの抜群なスタイルと爽やかな容姿、そして溢れ出るカリスマ性で多くの女性たちを魅了しました。
そんなアン・ヒョソプが主演を務めたウェブドラマで、「顔の天才」チャ・ウヌとの共演でも話題となったのが『トップマネジメント』。アン・ヒョソプ&チャ・ウヌら演じる崖っぷちのアイドルグループが、「予知能力」を持つ新人マネージャーと再起を目指すファンタジーロマンティックコメディです。
韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいましょう!
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あらすじ:予知能力を持つ元アイドル練習生がマネージャーに!解散寸前のアイドルグループを救えるのか!?
幼い頃から未来が瞬間的に見える予知能力を持ったユ・ウンソン(ソ・ウンス)は、長い間アイドル練習生をしていましたが、ある不運がきっかけでデビューの機会を失ってしまいました。
業界のことをよく知っているという理由でマネージャー業をすすめられ、大手芸能事務所スターライトで働き始めたウンソンは、モンゴルからやって来た音楽の才能に溢れるヒョン・スヨン(アン・ヒョソプ)を担当することに。
そんな中、ライブでの事故や盗作疑惑で解散寸前にまで落ちぶれたアイドルグループS.O.U.L.(ソウル)の再起を懸けて動き出したスターライト。
絶対的センターのヨヌ(チャ・ウヌ)、リーダーのテオ(チョン・ユアン)、現役高校生でラップ担当のイリプ(パン・ジェミン)に、新メンバーとしてスヨンを加入させることに!
アイドル志望ではなかったスヨンが加わり、ウンソンが臨時マネージャーとなった新生S.O.U.L.は、解散寸前の崖っぷちから抜け出すことができるのでしょうか!?
芸能事務所を舞台に、若者たちの夢や成長、初々しい恋や友情、そして未来が見えちゃうちょっとしたファンタジーも加わった、爽やかなロマンティックコメディです!
見どころ:あなたの推しはどっち?アーティストとマネージャーの関係はどうなるの!?
見どころ1:歌に踊りに楽器の演奏まで!多才すぎるアン・ヒョソプに夢中!
モンゴルで伸び伸びと育ったスヨンは、さまざまな楽器の演奏や作曲までこなす音楽の天才です。
しかし自由で純粋なあまり嘘をつくことが出来ず、空気を読むのも苦手。思ったことをストレートに言ってしまうことでウンソンを困らせることも…。しかしその素直さが何よりスヨンの魅力です!
献身的に世話をしてくれるウンソンの期待に応えようと、初挑戦のダンスや曲作り、苦手なバラエティー番組の出演などにも一生懸命!S.O.U.Lの新メンバーとしてグングン成長していく姿が微笑ましいです。そしてスヨンがウンソンを慕う気持ちはドンドン大きくなるのですが、新人アイドルに恋愛はご法度!スヨンの恋心はどうなっていくのでしょうか…?
スヨンを演じたアン・ヒョソプは本作で歌やダンスはもちろん、ピアノやギターやウクレレなどの演奏も披露し、その多才さを見せつけました。特にドラマ内のバラエティー番組で女性歌手と披露するデュエット曲「Spring(니가 보여)」の歌声が素晴らしく、筆者は聴いているだけで恋に落ちてしまいそうでした!
それもそのはず、アン・ヒョソプはTWICEやNiziUが所属するJYPエンターテイメントの元練習生。現在のGOT7のメンバーらと共にデビューに向けて準備をしていたことで知られています。
スヨンはダンス初心者ということになっていますが、実際にはアン・スヒョソプはダンスの腕前もかなりのもので、韓国のバラエティ番組などでは度々その実力を披露しているのです。
現在は俳優として大活躍のアン・ヒョソプですが「アイドルになっていたらこんな感じだったのかも!」と妄想が膨らみました。
見どころ2:「顔の天才」チャ・ウヌと三角関係に!?あなたはどっち派!?
S.O.U.Lのセンターを務めるヨヌはそのビジュアルを生かし、グループ活動がなくなった後も唯一個人で仕事をもらい俳優業にチャレンジ中!しかしお世辞にも演技が上手とは言えません…。それでも持ち前の物腰柔らかい人当たりの良さで、活躍の場を広げているスターライトの超有望株です。
韓国の文化も芸能界の事情もよくわかっていないスヨンをフォローし色々なことを教えたり、ダンス練習に付き合うなど、メンバーに対する愛情も深いヨヌ。このマスクで常に気配りを忘れない誠実さを持っているなんて完璧すぎます!
そんなヨヌは実は練習生時代のウンソンを知っていました。再会したウンソンがS.O.U.Lのマネージャーになりうれしい反面、ウンソンとスヨンの距離感が気になり始め…。
自由で純粋で才能に溢れたスヨンか、誠実で懐の深い好青年ヨヌか。あなたならどちらのファンになりますか?
ヨヌを演じるのは「顔の天才」として知られるチャ・ウヌ。アイドルグループASTROのメンバーなので、歌やダンスのシーンもお手の物!劇中ではピアノの演奏も披露し、OSTでは「Together」という曲を歌っています。
見どころ3:空回りな新人マネージャー、ウンソンを応援したくなる!
スヨンが加入した新生S.O.U.Lですが、ニューアルバムを出すまでの道のりも波乱万丈!
ウンソンは元練習生という経験やコネ、時には自身の予知能力も使って、どうにかS.O.U.Lを成功に導こうと奮闘しますが、予知能力のせいで余計に事態が複雑になることも。気持ちばかりが空回りして失敗も多いウンソンですが、S.O.U.Lの成功を願う強い気持ちと嫌味のない溌剌とした魅力に声援を送りたくなります。
そんなウンソンのおかげで結束が強まっていくS.O.U.Lですが、ウンソンを慕う気持ちが強くなるスヨンやヨヌ。
ウンソンは彼らに対してマネージャーとアーティストという距離を守り、良い関係性を維持することができるのでしょうか?そこも注目すべきポイントですね。
事務所内で起こる他のグループとの競い合いに気を配ったり、どこで隠れて進行しているかわからないアイドル同士の恋愛に目を光らせたり、正直で厳しいファンたちの反応をチェックしたり、メンバーそれぞれのスケジュールを確認したり。
とにかく目まぐるしく走り回るウンソンのためにも、S.O.U.Lの成功を祈るばかりです!
筆者の感想:K-POP好きさん必見要素がいっぱいです!
今や韓国若手俳優のトップを争うような存在となったアン・ヒョソプとチャ・ウヌ!
こんな贅沢すぎる共演は、今後は叶わないのではないでしょうか。2人の共演を眺めているだけでも価値を感じます。
それぞれ魅力の異なるスヨンとヨヌというアーティストをどのように世間に売り出すか…。ウンソンのようなマネージャー目線になってその戦略を考えながら見るのも楽しそうですね。
K-POPファン必見要素としてはまず、全16話の各話のタイトルが「また巡り会えた世界」「血、汗、涙」などK-POPのヒット曲のタイトルになっているところです。
どのアーティストの曲名なのか、16曲全てわかるでしょうか?
またモンゴル出身のスヨンが頭を悩ませる物の一つがK-POP用語。「입덕(入りオタ):アイドルのファンになること」「탈덕(脱オタ):好きだったアイドルのファンを辞めること」などの造語や略語がたくさん出てきます。
日本発祥の「オタク」という言葉が同じ意味で韓国でも使われていることや、ファンたちが普段どのような行動をしているかなど、スヨンと一緒に学ぶことが出来ます。
そして今や世界で愛されるK-POP。その舞台裏を覗き見ているような感覚を楽しめるのが最大の魅力です。新曲を決めるのにも何度も会議を重ねながら曲のテイスト・リズム・テンポなどさまざまな要素を聞き比べたり、衣装や髪の長さ数cmにまでこだわったり、バラエティ番組などでもイメージ管理を徹底したり。事務所のあらゆるチームが総動員して販売戦略を立てる様子はリアリティーに溢れていました。
今後はアーティストが1つの曲を発表するたびに「決して表には出てこない多くの人々の努力で生まれた1曲なんだな」と思い出し、その楽曲に対する愛着がもっと深くなりそうです。
■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明するだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムは@jumistyle99。