2人の専業主夫に聞いた!『主夫』になって初めて気づいた"見えない大変さ"とは?
2023/05/02
働き方が多様化している現代。最近では、夫が家事・育児を担う家庭も増えています。SNSで発信している専業主夫の2人に、主夫になって実感したことを伺いました。専業主夫(主婦)へのメッセージは必見です。
主夫になって初めて"見えない大変さ"に気づき、お互いを思いやれるように
<教えてくれた人>
【専業主夫歴8年】本誌の連載でも活躍 河内瞬さん
妻、娘2人の4人家族。SNSで発信したマンガをまとめた著書『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなったマンガ』(主婦の友社)が好評発売中!
共働きをしていた期間は夫婦ゲンカが絶えず、これではダメだと話し合った結果、仕事をしたいという妻の要望を優先し、私が主夫になることに。元々家事は積極的にやっていたので不安はなかったのですが、現実はコントロールできない幼い子どもたち、延々と続く家事……と想定外のことばかり。その大変さを誰もわかってくれないことが一番のストレスだなと痛感しました。家事も育児も、うまく回すには夫婦の会話が大事!話をすることで、自然と家事・育児が共有できるようになると思います。
河内さんが主夫になって実感したこと
●主夫(主婦)の休日は、あっという間に半日が終わってしまう
家族が休みの日でも、やるべき家事は山積みで、あっという間に午前中は過ぎてしまう。家族の誰かが主夫(主婦)の代わりをしてくれなければ、主夫(主婦)は終日休むことはできないのです。
●主夫(主婦)は孤独。だからパートナーの理解がなければ、本当に救われない
主夫(主婦)は社会と接する機会が減り、ほとんどが孤軍奮闘の仕事。パートナーが家事育児に対して「当事者意識」を持って参加してくれるだけで、その孤独感が解消できるはず!
専業主夫(主婦)へのメッセージ
主夫(主婦)は社会と接する機会が減り、ほとんどが孤軍奮闘の仕事。パートナーが家事育児に対して「当事者意識」を持って参加してくれるだけで、その孤独感が解消できるはず!
子どもには、パパが主夫であることが"普通"だと思ってほしい
<教えてくれた人>
【専業主夫歴2年】主夫ブロガー ずんさん
妻、長男(6歳)、長女(2歳)の4人家族。20年に大手企業のサラリーマンを辞め、専業主夫に。ブログ「パパは主夫!」で、主夫目線の節約術などを発信している。
結婚7年目、仕事で精神的苦痛が重なって体調不良が続き、妻から「仕事辞めたら」と優しい一言をもらったのが主夫になったきっかけです。主夫になって2年。生活リズムがガラリと変わり、1日があっという間に過ぎる日々。主婦の皆さんが当たり前のように家事・育児をこなしていることに尊敬の念しかありません。世間的には、専業主夫はまだ肩身が狭い存在ですが、私は「社会のために働く妻を全力でサポートしている」と胸を張って言えます!子どもにも「パパが主夫で、うちは幸せだからいい」と言ってもらえるようになるのが目標です。
専業主夫(主婦)へのメッセージ
専業主夫(主婦)は休みもなく、お金がもらえるわけでもないけど、立派な仕事。誇りを持って、共に頑張りましょう!
参照:『サンキュ!』2023年5月号「私たちが専業主婦を選んだ理由」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部