世帯年収400万円台で月の貯蓄率40%超!家計簿とやりくりの内容を大公開!
2024/11/01
なんと初の“専業主夫”受賞者!『サンキュ!』24年家計やりくりコンテストで銀賞を受賞した家計管理力を徹底取材!大学生時代からつけていたという家計簿や、月の貯蓄率40%超をキープする家計表をご紹介します。
<教えてくれた人>
初の“専業主夫”受賞者
『サンキュ!』読者 ぶっちょさん(和歌山県 36歳)
妻(35歳)との2人家族。結婚8年目。住まいは2LDKの賃貸アパート。結婚当初は愛知在住だったが、6年前に和歌山へ移住。2年前から専業主夫に。
◎TOTAL MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 約27万円
世帯年収(手取り) 約414万円
月貯蓄額 約12万円
年貯蓄額 約220万円
総貯蓄額 約1400万円
*貯蓄額はすべて投資を含む
- 専業主夫になっても、“家計管理力”で貯蓄率40%超をキープするやりくり
- ぶっちょさんの1カ月の家計表
- 家計簿歴は18年!自作の家計簿で小まめに支出チェックしています
- 【使う】生活費全体で月15万円に収める
専業主夫になっても、“家計管理力”で貯蓄率40%超をキープするやりくり
結婚当初から、家計管理は夫であるぶっちょさんが担当。「年間で必要な支出の計画を立て、それに沿って毎月の予算に収めることを徹底しています。その予算さえ守れば、自然と貯まっていくんです」。共働き時代は収入にも余裕があり、月の貯蓄率は50%以上だったそう。しかし、2年前に転機が。「不規則な仕事で体調を崩してしまい、妻が『無理して働くより、日々の暮らしを楽しもう』と言ってくれたので、専業主夫になりました。支出内容を見直して、予算を守るという意識をより高めたことで、収入が減っても月40%以上の貯蓄を維持できています」。
【銀賞】受賞ポイントはココ!学生時代から培った“家計管理力”がスゴイ!
大学生のときから家計簿をつけ、家計管理力を磨いていることに感嘆!その能力を発揮した、小まめなやりくりテクが審査員の心をつかみました。
ぶっちょさんの1カ月の家計表
<収入>
妻月収(手取り) 19万円
夫月収(手取り) 8万円
単発アルバイトで不定期に収入あり
<支出>
住居費 6万円(Wi-Fi回線代、駐車場代込み)
水道・光熱費 5000円
通信費 2000円(夫婦で格安スマホを契約)
車費 1万円
保険料 9000円
医療費 5000円
食費・日用品費 2万円
外食・レジャー費 3万5000円
予備費 4000円
残額は口座にプール
●趣味のレジャー費は多めに設定。使わなかったら貯蓄へ
夫婦共通の趣味は旅行。「多めに予算取りしていますが、毎月行くわけではないので余ったときは貯蓄へ回します」。
家計簿歴は18年!自作の家計簿で小まめに支出チェックしています
「学生時代から家計簿をつけていることを妻も知っていたので、家計管理は自然と僕の担当に。夫婦の財布を1つにしてから、ムダな支出を月1万円以上減らして、浮いた分で念願のソファを購入できました!」。
【使う】生活費全体で月15万円に収める
固定費と食費・日用品費、外食・レジャー費などを含めて、生活費の予算を15万円で設定。「コストパフォーマンスを徹底し、予算内に収められると達成感があります」。
【貯める】月約12万円を残し貯め。小遣いや特別出費はここから出す
夫婦の小遣いは予算を決めず、必要なときにこの口座から捻出。家電の買い替え予定などがあるときは、年間計画で予測した予算を取り分けておきます。
【殖やす】残し貯めの口座にある余剰金で個別株を購入
特別出費の予算、生活防衛費を含めて、口座には300万円程度残しておき、余剰金は投資へ。「新NISAの成長投資枠で、配当金がある個別株を購入。長期保有がメインです」。
※投資に元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。
参照:『サンキュ!』2024年11月号「家計やりくりコンテスト受賞者発表!」より。掲載している情報は2024年9月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部