外が25度未満でも未満でも中は危険な暑さに!車のおでかけは忘れず高温対策を

2023/05/12

外でのレジャーが増えて車での移動も増える季節。
気をつけたいのが車内での熱中症です。
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんに車内の高温対策でついつい見落としがちな点を教えてもらいました。

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外がさほど暑くなくても…

気温が25度以上になるような暑い日に車内が高温になるのは当然ですが、外がさほど暑くない日でも車内は危険な温度まで上がってしまうことがあります。
一般に20~25度くらいの気温は外で過ごすのが快適か、せいぜい運動すれば汗ばむ程度の陽気ですが、そんな日でもエアコンをかけずに締め切っていると車内の気温は短時間で40度を超えてしまうことも…。
たとえ外が暑くなくても、車内に子どもやお年寄り、あるいは寝ている人などを放置するのは危険です。

大きい車は温度が上がりにくいという誤解

軽自動車に比べて大型ワゴンなど大きい車は車内に存在する空気が多いから温度が上がるのに時間がかかる…そう思っている人もいるかもしれません。
しかし実際にはあまり相関はなく、むしろ大きい車ほどフロントガラスの面積が大きかったりして温度が上がりやすい場合すらあります。
これからの季節は車の大きさに関わらず油断禁物です。

ダッシュボードに置いてはいけないもの

車内でもっとも温度が上がりやすいのはダッシュボードで、70度を超えることも珍しくありません。
そんなダッシュボードに、ライターや炭酸飲料、スプレー缶などを置いてはいけないのはご存知の方も多いと思いますが、意外に見落としがちなのが除菌スプレーです。
最近はコロナ禍の影響もあり車内に除菌スプレーを常備する人も増えていますが、多くの除菌スプレーにはアルコールが含まれていて、高温の場所に置いていると非常に危険。
できればダッシュボードでなくても車内放置は避けたいところです。

そのほか子どものおもちゃでも溶けてしまうことがあり、基本的にはダッシュボードには何も物を置かないのが安全です。
また、70度超ということは触れば普通にやけどをしてしまう温度ですから、日中に駐車していた車に乗り込む際は、エアコンが効いて温度が下がる前に子どもが触ってしまわないよう気をつけましょう。

■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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