「高かったのに使わないの？」「その服装でいいの？」入園・入学のために買ったけど使わなかったもの

サンキュ！モニター調査では、30代から50代の人たちに、「入園・入学のために買ったけど実際には使わなかったものはありますか？」というアンケートを実施。準備物が書かれたパンフレットをチェックし、「先輩ママ」から聞いたり、事前にネットで調べて準備したはずなのに、「買って使わなかったものがある」というコメントが多く寄せられる結果に。いったい、どんなものでしょうか？保育園、幼稚園から順に世代別に教えてもらいましょう。

使わなかったものはありますか？

「子どもの入園・入学のために買ったけど実際には使わなかったものはありますか？」という質問をしたところ、約30％の人が「ある」と答えました。入学準備というと、学校からパンフレットが配られたり、「先輩ママ」から聞いたりして慎重に選ぶことが多いはず。具体的に、何を買って使わなかったのか教えてもらいましょう。

保育園、幼稚園では？

保育園、幼稚園の入園時は、あれもこれもと必要なものがいっぱい。事前にリサーチして慎重に買ったはずなのに…。

「保育園に入るとき、おむつに名前を押すスタンプを購入しました。でも、結局、手で書いたほうが早くてほとんど使いませんでした。（40代前半）」

「保育園のルールで、フード付きの服はすべて禁止されていました。（30代後半）」

「体操服を入れる袋を買ったが、サイズが縦横きっちり指定されており、結局買い直しました。（40代前半）」

「ずっと使えるように大きめの水筒を購入しましたが、『もう少し小さいものをお願いします』と言われ買い直しました。（30代前半）」

保育園や幼稚園は、園独自のルールや、サイズを指定されることも多いようです。「入園前に慌てないようにと先走って準備をしてしまい、買い直した」という人が多くみられました。

小学校では？

ランドセルから文房具、指定の教材など、金額もどんどん高額になる小学校の入学時。あれもこれもとそろえてしまい、「後悔したものがある」と答えた人がいちばん多い結果に。

「入学式のために買ったワンピース。二度と着る機会がなく、レンタルにすればよかったと思いました。（50代前半）」

「コロナ禍の入学だったため、水泳が中止に。2年後には、スクール水着はほとんど使うことなくサイズアウトしました。（40代前半）」

「リビングで勉強するので、学習机は物置になっていました。（50代後半）」

「ランドセルカバーを買いましたが、学校から指定の反射付きカバーが配布されました。（40代前半）」

「レインコートを買いましたが、1回も着ませんでした。（30代後半）」

「防犯ブザーを買いましたが、学校から支給されました。（40代前半）」

「筆箱など、キャラクター文具を買っていましたが、学校から禁止と言われました。（40代前半）」

ランドセルカバーや防犯ブザー、黄色い傘などは、いざ入学すると、自治体やPTAから支給されて無駄になったという人も。また、1番多かったのが「学習机」。リビングやダイニングで勉強する子も多く、物置状態になっている人が多くみられました。

中学校、高校は高額な出費に！

中学校、高校にもなると、準備物もどんどん高額に。「使わないの？」という親たちの悲鳴が聞こえてきそうです。

「夏のブラウスを2枚買ったが、日焼けをしてしまうからと長袖ばかり。1度も着ずに終わった。（40代後半）」

「高校入学時に電子辞書を買いましたが、スマホで十分でした。（40代前半）」

「学校指定のピーコートを買いましたが、男子なので1度も着ませんでした。（50代前半）」

「中学入学時に夏・冬用の制服を購入しましたが、コロナを理由に『体操服通学』が可能に。夏の制服はほとんど着ずに終わりました。（40代前半）」

制服、冬用コート、鞄、皮靴など高額なものが多くなりがちな中学、高校の入学時。いざ入学してみたら、別に買わなくてもよかったという場合も多く、使わなかったときの親のショックも大きいものに。

まとめ

世代別に「入園、入学のために買ったのに使わなかったもの」をご紹介しました。出費が大きくなるだけに、事前に情報をかき集めることも多い、入学時の準備物。それでも、いざ入学してみると「使わない」というものは出てくるもの。コロナ禍での入学を経験した人は、予想外の事態も多かったようです。また、中学、高校になると高額なものも多く、親たちの悲鳴が聞こえてきそうなアンケート結果となりました。

※サンキュ！モニター調査より（2023年7月実施、回答者243人）