ニノの恋愛映画、中島健人の新境地!【10月の激推し新作イケメン映画5選】
2023/10/11
2023年10月に公開される映画の中から、イケメン俳優が活躍する作品をピックアップしました。
10月も素敵なイケメン俳優たちがスクリーンで活躍しています。二宮和也、松坂桃李、中島健人などなど……紹介してくれたのは、映画ライターの斎藤香さんです。
- 『アナログ』(2023年10月6日公開)
- 『キリエのうた』(2023年10月13日公開)
- 『ゆとりですがなにかインターナショナル』(2023年10月13日公開)
- 『おまえの罪を自白しろ』(2023年10月20日公開)
『アナログ』(2023年10月6日公開)
ビートたけしの同名原作を主演・二宮和也で映画化。ヒロイン役は波瑠。毎週木曜日に喫茶店で会う約束をした
男女の純愛ラブストーリーです。
デザイナーの水島悟(二宮和也)はカフェ「ピアノ」で美春みゆき(波瑠)と出会い、心惹かれます。そして毎週木曜日に会う約束をし、お互い距離を縮めていきますが、ある日、彼女は現れなくなってしまうのです……。
悟とみゆきが仲良くなっていくプロセスが丁寧に描かれ、恋が生まれる瞬間を見るようでドキドキします。ニノのラブストーリーは珍しいのに加えて、恋に不器用だけど誠実な悟のキャラの芯をしっかり掴んだお芝居は見応えあり! 40歳でも可愛いニノにキュンしてください。
『キリエのうた』(2023年10月13日公開)
岩井俊二監督の最新作に松村北斗(SixTONES)が出演。主人公キリエ(アイナ・ジ・エンド)との謎めいた関係性を真摯な演技で見せています。
歌でしか声を発することができない路上ミュージシャンのキリエ。彼女はイッコ(広瀬すず)という女性と出会い行動を共にしています。一方、夏彦(松村北斗)はずっと行方不明の婚約者を探していました。実はキリエと夏彦にはある接点があったのです。
過去を引きずったまま人生を再生できない青年・夏彦の苦しみと悲しみが胸を打ちます。独特な岩井俊二ワールドに松村がピタッとハマり、新たな魅力を開花させていますよ。
『ゆとりですがなにかインターナショナル』(2023年10月13日公開)
2016年に放送され大ヒットした宮藤官九郎脚本によるドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)が帰ってきました! ドラマのキャストが揃って、現代社会を風刺しつつ爆笑させてくれます。
“ゆとり世代”と言われた坂間正和(岡田将生)、山路一豊(松坂桃李)、道上まりぶ(柳楽優弥)も30代。しかし、激しく変わっていく時代の波についていけない3人は相変わらず家族や仕事の問題を前にジタバタしっぱなし!
岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の3人の相性の良さ、息の合ったお芝居は本当に見ていて気持ち良い。日本社会の問題点が物語にうまく溶け込み、ブラックなジョークになっているところがうまい!イケメンたちの大騒動に乗っかる気持ちで楽しんでください!
『おまえの罪を自白しろ』(2023年10月20日公開)
中島健人主演のサスペンス映画。中島演じるのは国会議員の秘書で、政治の暗部に切り込んでいく物語。
国会議員の宇田清治郎(堤真一)の孫娘が誘拐されます。犯人の要求は金ではなく「政治家として犯してきた罪を自白しろ」と。父親の秘書を務める息子・宇田晄司(中島健人)は家族を助けるために奔走するのですが……。
まさにネオ・中島健人の誕生を見た!と言ってもいい作品。『ラーゲリより愛を込めて』(2022)でも俳優・中島健人の存在感を見せていましたが、ついに本格的に俳優に舵を切ったか!という感じ。闘う男を演じるケンティに注目です。
『愛にイナズマ』(2023年10月27日公開)
窪田正孝、松岡茉優、池松壮亮、若葉竜也という演技派の若手が魂をぶつけ合う究極の愛と家族のドラマです。
折村花子(松岡茉優)は、映画監督を目指していたが、プロデューサーと助監督にかき回され、家族を描いた大切な企画を奪われてしまいます。自暴自棄になった彼女を救ったのはバーで出会った不思議な青年・舘正夫(窪田正孝)。花子は諦めかけていた家族の映画を正夫の協力で撮ることになるのですが。
とても歪な愛の形を描いており、一歩間違うとヤバイ人たちになりそうなところを、演技派の俳優たちが渾身の芝居でキャラに血を通わせています。中でも窪田正孝が演じた正夫は一番クセ強めのキャラクター。その彼がだんだん誠実で優しい人に見えてくるのは窪田正孝の演技力あってこそ。さすがです!