「宝塚RRR」ってなに？異色のコラボが生み出した新たなエンタメワード

注目のコンテンツからは新しいワードが生まれ、Twitter上で話題になることもあります。2023年7月3日には「宝塚RRR」という言葉がトレンド入りしました。一体どうして多くの人が反応したのでしょうか。詳しくみていきましょう。

異色のコラボに期待集まる！？

「宝塚RRR」がトレンド入りした日には、宝塚歌劇団の星組が映画『RRR（アールアールアール）』を舞台化することが明らかになっています。

『RRR』とは2022年10月に日本で公開され、現在でも上映が続くほどの大ヒットインド映画。エネルギッシュなアクションシーンや大迫力のCG映像、歌や踊りまでを網羅した内容に多くのファンが魅了されたよう。冒頭からエンディングまで息をつかせぬ展開で、ネット上では「すべてがクライマックス」「上映時間3時間では短すぎる」と高く評価されています。

特に劇中曲「ナートゥ・ナートゥ」を踊るところは大人気のシーン。インドの伝統的なメロディを背景に、高難易度ダンスを激しく軽快に繰り出していきます。米国のアカデミー賞で『RRR』が発表された時には、「ナートゥ」が日本のTwitterでトレンド入りしたほどでした。

「RRR × TAKA"R"AZUKA ～√Bheem～」と題された本公演は、2024年1月から公開される予定です。『RRR』ではビームとラーマの2人の主人公が活躍しますが、「宝塚RRR」では、ビーム視点で再構成・新展開するそうです。映画『RRR』ファンも新鮮な気持ちで楽しめるのではないでしょうか。

宝塚歌劇団といえば、2021年には『シティーハンター』、2023年には『007』など、エンタメ作品の舞台化に力をいれています。ダンスシーンが好評な『RRR』は、宝塚のミュージカルとも相性が良いはず。ネット上では「宝塚とRRRなんて最高の組み合わせ」「絶対宝塚RRRを見に行く」と多くの人が反応していました。

宝塚とRRRを組み合わせた「TAKARRRAZUKA」なる新たなワードも登場するなど、一層の盛り上がりを見せています。宝塚歌劇団の次なる目玉として、今後の動向にも注目していきたいですね。

■執筆／エンタメライター ハセガワ光
アニメやマンガ、テレビに関する情報を発信するエンタメライター。少年漫画や国民的アニメ系、アイドルを中心に、エンタメ全般を追いかけている。テレビと週刊漫画雑誌をこよなく愛する他、SNSウォッチも大好き。今話題になっている作品・テーマを見つけてはインプットしている。各種WEBメディアに、SNSやエンタメ関連の記事を執筆中。

編集／サンキュ！編集部