「もっと早く知りたかった!」家中の至るところに炭を置く快適な暮らし
2024/02/06
サンキュ!STYLEライターのNICOです。
お家の洗剤をすべて手放したナチュラルクリンネストとして環境にやさしい暮らしを整えています。
さて、みなさまは「炭」を暮らしに取り入れていますか?多くのかたは炭???とハテナが浮かんでいるかもしれません。はいまさに、思い浮かべているBBQなどにも使うような「炭」のことです。
便利なグッズは現代に溢れていますが、炭はその代わりとしても使える優れもの。
そして私にとってプラなし、ゴミなしの心地よい暮らしの入口となってくれるものでした。
さっそく一つずつ暮らしへの取り入れ方を紹介します。
浄水に使う
炭を水に入れておくと塩素や有害物質を吸着し、浄水器がわりになります。
しかもミネラルが溶け出し、まろやかなおいしいお水ができ上がるのがとっても嬉しい。(実際に塩素チェッカーで調べたことがあるけど、水道水に比べて塩素は驚くほど除去されていました)
使い方も簡単。炭をボトルやお鍋などに一晩入れておくだけ。(常温で一晩おき、その後冷やすのがおすすめ)お水用の備長炭や炭などはネットで簡単に購入可能。
浄水器のように交換するカートリッジもなし。使い終わった炭も色々と活用できるのでゴミを出さない暮らしにぴったりです。
炊飯に使う
炭を入れてご飯を炊く、というのは知っているかたも多いのではないでしょうか。
炭を入れると糠臭さを防いだり、お米の酸化や黄ばみを防いでくれるとのこと。遠赤外線効果もあり、ふっくらと炊けるのが嬉しいです。
いつもの浄水の炭とは分けて使うのがおすすめ。
ご飯が炊けたらすぐに取り除き、少し水に浸してから洗って乾かすと繰り返し使えます。時に煮沸や天日干しすると尚◎ちなみに浄水用もだけど我が家では数カ月に一度新しいものに交換しながら使っています。
お風呂で使う
お風呂ではメッシュバッグに炭を入れて、お湯を溜める時に炭を沈めています。
うちは溜めてから入浴するまでの時間が短いので、恐らくゆっくりであろう塩素除去やミネラルの放出はあまり期待できないと思っているけど、入浴剤代わりの炭。
なんとな〜くまろやかでポカポカなお湯になっている気がして、これはこれで温泉気分。気持ちよくお風呂に入っています。
ときどきざるに上げて天日干しのお手入れを。
消臭に使う
炭は多気孔で嫌な匂いも吸着してくれるので消臭効果あり。これは商品もあるくらい知られていますね。トイレは空気が変わります。
半永久的に使えるのも嬉しい。
だけどお掃除はしっかりとしたいところ。消臭効果が高いとは言え、匂いの元は「汚れ」なので基本はお掃除を徹底する暮らしを♪
日々のお掃除と炭の効果でお家はあっという間に快適な空間に。
除湿に使う
空気中の水分調整をしてくれる炭。もう万能すぎて言葉がでません。
湿気が気になるクローゼットや食器棚、玄関など至る所に炭を置いています。シンク下、洗面下などの狭い場所にもおすすめ。
炭は湿気が多い時は吸湿し、乾燥している時は水分を放出するので、除湿というよりも調湿といった方がいいのかも。
以前は湿気を取るプラスチックの小さな水の溜まる除湿剤を多く置いていましたが、そのプラごみの量は言うまでもなくとても大きく捨てるのもたいへんでした。
電池や交換も必要ない炭を置くだけの天然除湿。
置いている炭は浄水などで交換した炭です。
炭のまとめ
浄水から、消臭、調湿まで、日常の便利グッズの代わりとして炭が活躍するわが家。
何度も繰り返し使えて、最後は本当に火を入れて本来の炭として使ってもいいし、細かく砕いて庭に撒いてもヨシと、むだは本当にゼロ!
家の至るところに置いてあるので、災害時にも火を起こせそうです。
実は日本では遥か昔から、今回ご紹介したような炭の使い方が伝えられていたそうです。電気もガスもない時代、炭は暮らしの真ん中で火を燃やすことから始まり、湿気や浄化などに至るまで当たり前に取り入れられていた大切なものだったのでしょうね。
プラスチックを減らす暮らしをめざす私には、こんな一昔前の暮らしの知恵が、キラキラと輝いて見え、大きなヒントや心地よい暮らしのお手本となっています。
何よりも家のあちこちに置かれた「炭」を見ると、なんだかワクワク、とっても愉しい気持ちになるんですよ。
気になったかたはぜひ暮らしに取り入れてみてくださいね。
-使っている炭について-
使っている炭は備長炭から、ナラの炭、赤松の炭など色々なものを試しています。それぞれ重さだったり気孔のサイズや量が異なるようです。水や炊飯に使う場合は安全性が検査されたものを購入するのがおすすめです。
この記事は、環境にやさしいお掃除と暮らしを作る、ナチュラルクリンネストのNICOがお届けしました。また遊びにきてね。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。