【登下校時の防犯対策に】「安全笛」と「いかのおすし」で自分の身を守ろう!
2018/05/21
登下校中に子どもが犯罪に巻き込まれる事件があとを絶ちません……。地域の見守りを強化していくことももちろん大切ですが、やはり自分で自分の身を守る意識を高めていくことが重要です。
そこで、サンキュ!編集部は、警視庁と日本マクドナルド株式会社が開催する「防犯安全教室」に参加。小学生の防犯対策について取材してきました。
「防犯安全教室」の様子をレポート!
荒川区尾久西小学校で開催された今回の防犯安全教室は、4月に入学したばかりの小学1年生が対象。
マクドナルドの人気キャラクター“ドナルド・マクドナルド”くんから、毎年全国の新入学児童に配布している「安全笛」や、防犯標語「いかのおすし」のリーフレットが贈呈されました。
防犯グッズ「安全笛」の使い方
今回配布された「安全笛」は、吹くとピーッと大きな音で危険を知らせることができる、手軽な防犯グッズ。大声を出したくても怖くて声が出ない……。何と言って助けを求めればいいかわからない……。そんなときに、自分の声の代わりに役立ってくれることが期待できますね。
今年度からは「安全笛」の裏面が反射材つきになり、交通安全の面もサポート。実は、歩行中の小学生の交通事故の死傷者は、15時~17時台に多いことがわかっている(※2003~2007年)ので、夕暮れ時は防犯のみならず交通安全にも充分注意しましょう。
防犯標語「いかのおすし」って?
知らない人に声をかけられたとき、連れ去られそうになったときに、どう対応すべきかをわかりやすくまとめたのが、警視庁が呼びかけている「いかのおすし」という標語です。
・いか…知らない人にはついて「いか」ない!
・の…知らない人の車には「の」らない!
・お…「お」おきい声を出す
・す…「す」ぐ逃げる
・し…大人に「し」らせる
子どもたちもさっそくマスターし、大きな声で復唱していました。
困ったときに駆け込める「こども110番の家」をチェック
今回の防犯安全教室では、リアクションの芸でおなじみのダチョウ倶楽部の3人が登場し、不審者に声をかけられたときの対応の仕方について、寸劇形式でレクチャーしてくれました。
子どもが危険に遭遇したときはもちろん、何か困ったことが起きた際には、「こども100番」のステッカーが貼ってある、マクドナルドの店舗や民家に駆け込んで助けを求めることができます。通学路の途中にある「こども100番」ステッカーを親子で確認しておくと安心ですね。
盛り上げ上手なダチョウ倶楽部のみなさんのおかげで、子どもたちは最後まで集中して、防犯について学んでいました。
犯罪は、実際に巻き込まれるまでは、なかなか自分事として捉えにくいもの。定期的に親子で防犯の基本をおさらいし、意識を高めておきたいですね。
【主催】尾久警察署
【協力】日本マクドナルド株式会社