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キーワードは「いかのおすし」ブザーやアプリも活用して、子どもの防犯対策を

2023/08/13

子どもが狙われやすい時間帯を知っていますか?実は夕方が危険!小学生になったら、「自分の身は自分で守る」という意識を親子で共有することが大切です。親子で一緒に子どもの防犯テクニックを確認しましょう。

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子どもが狙われやすい時間帯は夜間ではなくまだ明るいときです

小学生の犯罪被害が多く発生している時間帯は、実は日が暮れた後ではなく、14~18時が多いことがわかっています。まだ明るいから安全ということではなく、気が緩みがちな下校時刻こそ注意が必要です!

小学生を対象とした犯罪の43%は道路等で起こっています

学校に駆けつける小学生の男の子
TATSUSHI TAKADA/gettyimages

小学生をターゲットにした犯罪には、暴行・傷害、性犯罪、誘拐などがあり、被害の43%が道路等の身近な場所で発生。ふだんよく歩く場所の危険について親子で確認しておきましょう。

親子で一緒に確認しよう 子どもの防犯テクニック

居間で話している若い日本人家族
itakayuki/gettyimages

遊びに行くときは親に伝える

「誰と」「どこで」「何をして」「何時に帰る」かを、必ず親子で一緒に確認してから、子どもを遊びに行かせるように習慣づけましょう。約束を守らないときはしっかり指導して!

外で一人では遊ばない

日本の初夏、田舎に人がいない公園
Koyama Akiko/gettyimages

公園のトイレや遊具の一部には、周囲から見えづらい死角があり、防犯上危険なことも。保護者が付き添う、複数の友達と一緒に遊ばせるなど、一人にさせないことが重要です。

エレベーターには知らない人と二人きりで乗らない

エレベーターホールに見かけない人がいた場合は、一緒に乗り込まないようにさせましょう。また、エレベーター内では、ボタンを押せる位置に、壁を背にして立つように教えましょう。

階段や踊り場で怖い目にあったら下の階に逃げる

アパート階段
olga_sweet/gettyimages

マンション内などの階段や踊り場で誰かに声をかけられたり、つきまとわれたりした場合は、外に出やすい下の階に逃げるように教えましょう。

自転車置き場では周囲を確認する

日本で撮影した駐輪場の写真
shirosuna-m/gettyimages

死角ができやすく、待ち伏せされやすいので、不審な人がいないか周囲を確認するクセをつけさせて。建物の裏手にあるなど、人通りが少ない場合は特に注意するようにしましょう。

留守番のときもルールをつくろう

子どもが留守番するときはできるだけ外部との接触をなくすことが大事です。玄関ドアや窓の鍵は必ず閉めておく、ドアチェーンがある場合はこれもかける、誰かが訪ねてきても出ない、電話にも応答しないように指導を。

●鍵をかける
●ドアチェーンをかける
●誰かが来ても出ない

防犯キーワード「いかのおすし」を覚えよう!

キーワードの概念を見つける。キーワード分析。検索エンジン最適化されたウェブサイトの非常に効果的なキーワード。検索エンジンの最適化。白い背景
Pavel Muravev/gettyimages

「いかのおすし」は子どもを犯罪から守るためのポイントをキーワードにまとめたもの。繰り返し具体的に子どもに伝えましょう。

ついて「い」「か」ない

町の遊び場の風景。
harmonicform/gettyimages

学校からの帰り道や、公園で遊んでいるときなど、誘いの言葉をかけられたとき、「嫌です」「行きません」「できません」とはっきり断り、ついて行ってはいけない。

車に「の」らない

現代自動車のフロント ガラス。
metamorworks/gettyimages

「この車かっこいいでしょ、ちょっと乗らない?」「お母さんがけがをしたから病院まで送っていくよ」など、車に誘いこもうとされてもきっぱり断る。

★知っている人にも注意が必要

声をかけてきた相手が子どもの顔見知りであっても、家族がいいと言っていないときは、一緒に行ってはいけないと教えておく。

こんな声かけに注意しよう!

・お菓子を買ってあげる
・おうちまで送ってあげる
・道がわからなくて困っているんだよ。車に乗って道案内してくれない?

「お」お声を出す

声かけ・つきまといの多くは、子どもが一人になったときに発生。子どもには、少しでも「嫌だな」「怖いな」と思ったら、ためらわず、大声を出して助けを呼ぶように教える。

防犯ブザーを常に使えるように準備

大声を出せなくても、防犯ブザーを鳴らすことで、同じ効果が。いつでも使えるように携帯して、電池のチェックや、ブザーを押す練習もしておく。

「す」ぐ逃げる

シルエット交通標識イラスト/イラスト素材(ベクターイラスト)を歩く子ども
uta9ma/gettyimages

親子で通学路や、自宅と習い事の間の道路などを一緒に歩き、なにかあったら駆け込める場所の確認をしておく。コンビニなどの店舗は親子で実際に入ってみるとよい。

★通学路を親子でチェックしよう

交番や、「こども110ばんのいえ」、コンビニ、その他店舗などの場所を親子で確認しておき、助けてほしいときにいちばん近くにある場所にすぐ逃げ込めるように覚えさせる。

大人の人に「し」らせる

子どもは、声かけやつきまといなどの出来事を保護者に言わないで黙っていることも。子どもの様子が「いつもとちょっと違う」ときは、やさしく声をかける。

防犯アプリ「デジポリス」を活用しよう

「デジポリス」は警視庁公式の無料防犯アプリ。都内の犯罪発生情報が地図上に表示されたり、犯罪発生情報や防犯情報を知らせてくれます。アプリ内に防犯ブザーや痴漢撃退の機能も。

参照:『サンキュ!』2023年8月号「警視庁に聞いた!23年最新防犯対策Book」より。掲載している情報は2023年6月現在のものです。イラスト/オオカミタホ 取材協力/警視庁 取材・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部

 
 

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