1,000万円貯めた人が当たり前にやっている5つのこと
2024/12/13
頑張って節約したりお金を貯めたりするのは、我慢やつらいことが多くて長続きしないもの。そして、頑張っているわりには努力が報われないことも…。
1,000万円貯めた人は無理したり、頑張りすぎたりしません。1,000万円貯めた人が、お金を貯めるために当たり前のようにやっていたことを、全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
「食」を大切にする
以前は支出を減らすなら「まずは食費から」という人が少なくありませんでしたが、今は違います。「節約は大事だけど食費は無理に削らない」という人が増えています。無理な食費節約で、健康を損ねて医療費がかかっては元も子もないと考えるから。また食べることは楽しみでもあります。心が満たされることは、ストレス発散買いのブレーキになります。
毎月、貯金する
1,000万円貯めた人は、必ずと言っていいほど先取りで毎月決まった金額を貯金しています。最近では、預貯金ではなく、NISA制度を利用して、投資信託を積み立て購入している人も多いです。大事なことは毎月コツコツお金を貯めること。貯蓄が習慣になっている人が1,000万円貯められる人です。
家族と会話する
妻が節約しているのに、夫がムダづかいばかり(あるいはその反対)ではお金は貯まりません。夫婦や家族の会話が多く、家計の情報を共有することが1,000万円への近道になります。ひと昔、ふた昔前は、「子どもの前ではお金の話をしない」という暗黙のルールがありましたが、今は違います。子どもの年齢に合わせて、親子でお金の話をすることが、子どもの“お金育”にもなります。
お金を使う優先順位を決める
限られた収入を何に、どのように使うか?1,000万円貯めるには、お金の使い道の優先順位を決めることが大事。世の中、欲しくなるモノや、やりたくなるコトの情報であふれています。でもあれもこれもは、ちょっと無理。わが家は何を大事にして、どれを我慢するのか、「家族と会話」して決めることで1,000万円が近くなります。
自分をいたわる
家族で家計を共有していても、実際にメインでやりくりするのは主婦のケースが多いものです。でも、1,000万円貯めた人は頑張りすぎません。やりくりストレスをため込まないようにタイミングよく息抜きをして、自分をいたわることを忘れません。自分がリラックスできる時間を作って、1,000万円を貯める長期戦を続けています。
まとめ
1,000万円貯めた人は頑張りすぎません。自分ができること、自分に向いていることを、無理なく続けて1,000万円貯蓄を達成します。1,000万円貯めた人が当たり前のようにやっていることをマネすることが、1,000万円貯蓄への近道かもしれません。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。