お金を貯めるには、欲しい物を我慢して、できるだけお金を使わないようにする必要がある……と思っていませんか?
お金を貯めるのに大事なのは、使わないことではなく、お金の「使い方」です。
貯まらない人と貯まる人のお金の使い方の違いについて、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
 
            - 貯まらない人は外食にお金をかける VS. 貯まる人はレジャーにお金をかける
- 買い物でストレスを発散する VS. ひとり時間を大事にする
- モノを捨てるのが苦手 VS. 定期的に不要品を処分する
- お出かけ好き VS. おうち好き
貯まらない人は外食にお金をかける VS. 貯まる人はレジャーにお金をかける
貯まらない人は、チェーン店の回転すし店、焼き肉店、ファミレスなどの外食が、家族のお楽しみの定番になっていることが多く、マンネリ化すると、楽しさも低減していきます。
貯まる人は、キャンプ、旅行、映画鑑賞、博物館見学などの「体験」にお金をかけます。
毎週末、出かけるわけではありませんが、次はどこに行こうか?と計画を立てることから楽しみが始まり、かけたお金を何倍にも楽しむことができます。
買い物でストレスを発散する VS. ひとり時間を大事にする
貯まらない人は、衝動的な買い物がストレス発散になっていることが多いようです。でも本当に欲しい物ではないので、すぐに飽きてお金のムダに。
貯まる人は、お金を使うことでストレスを解消しません。たとえば、1時間、早起きしてひとり時間を楽しむ、夕方ウォーキングする、寝る前にていねいにスキンケアをする……など自分の時間を大事にすることで、お金をかけずにストレスを解消します。
モノを捨てるのが苦手 VS. 定期的に不要品を処分する
貯まらない人は、モノをため込みがちです。「まだ使える」「いつか使うかも」と考えて、潔く手放すことができません。モノが多いと管理に手間がかかり、ダブリ買いが発生することも。
貯まる人は、月に1回の不燃ごみの日などに合わせて不要品を処分します。使わないモノや使っていないモノを定期的に処分して、モノの管理には手間もお金もかけません。
お出かけ好き VS. おうち好き
貯まらない人のおうちは不要品が多いので、居心地がイマイチ。それで、ついお出かけしがちになります。出かければ喉が渇いたり、小腹が空いたりして余計なお金を使います。
貯まる人のおうちはモノが少なくスッキリしているので、居心地が◎。用もないのに外出して、ムダなお金を使うことがありません。
家計簿はつけることで満足 VS. 月末にPDCAする
貯まらない人は家計簿をつけても、つけるだけで見直すことがないので、単なる入出金の「記録」になっています。家計簿は細かくつける必要はありませんが、見直すことが大事です。
貯まる人は、給料日に今月、出ていくお金の予定(Plan)を把握し、それを実行し(Do)、その結果を見直して(Check)、見直しに基づいて家計を改善(Action)します。月単位での見直しだけではなく、年単位でも見直すので、子どもの進学・進級などで支出が増えた場合でも、実情に合った家計管理ができます。
まとめ
頑張っているのになかなかお金が貯まらない人と、順調に貯蓄を増やしている人とでは、お金の使い方に違いがあります。貯まる人のお金の使い方を、ぜひ参考にしてみてください。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。
 
                     
             
             
             
             
             
             
     
             
             
             
             
             
             
             
             
             
    