暑い日が続いています。今年の夏も猛暑続きです。暑さで頭がボーッとして、冷静に考えられないし……お金の使い方もダレ気味になりがちです。
全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、暑いとついやりがちなムダ使いに対処する方法を解説します。

エアコンのつけっぱなし
地球温暖化の影響のせいか、夏がどんどん暑くなっています。日が沈んだあとも、気温が下がらず、エアコンをつけている時間が長くなり電気代がかさみます。
室内にいても、熱中症になる可能性があるので、エアコンをつけずに暑さを我慢するのはおすすめできません。
そこで、エアコンの効率的な使い方で電気代をセーブする工夫をしてみましょう。
まずは、エアコンの設定温度を調整。夏は28℃くらいが目安です。サーキュレーターを使って空気を循環させ、室温を均一にするのも〇。
家にいるとエアコンをつけっぱなしになるなら、外出しましょう。外出先は地域の図書館がおすすめ。快適な室温の中で、ゆっくり読書が楽しめます。
ランチ外食
暑いと、食事を作るのが面倒になります。家族が家にいる土日は、お昼ごはんを作るのが面倒になって、ファストフードやファミレスを頼りがちに。
ランチ外食に対処するには、ひやむぎ・冷凍うどん・焼きそば・パスタなど麺類を常備すること。
ひやむぎや冷凍うどんは大葉やショウガなど薬味を変えれば飽きずに食べられますよね。
焼きそばはもやしと一緒に炒めるだけにすれば、まな板と包丁を使わずに済みますし、パスタもゆでて市販のパスタソースであえるだけにすれば、最小限の手間でランチ外食に対処できます。
夜更かしで電気代UP
寝苦しい夏は、ダラダラと夜更かししがちです。親が起きていると、子どももなかなか寝ないで、電気がついている部屋が多くなり電力を消費します。
ここは、親が率先して早寝早起きを実行しましょう。
電気代の節約になるだけではなく、夜しっかり寝ることで夏バテ防止にもなります。早起きして、朝のまだ気温が上がらないうちから、やるべきこと、やりたいことを始めれば時間が有効に使えます。早寝早起きはいいこといっぱいです。
サマーセールで爆買い
夏は、実店舗でも、通販サイトでも、サマーセールやクリアランスセールなどなにかとセールが多いものです。
値段が下がったときに買い物をするのは、悪いことではありませんが、セールのたびに買い物をしていてはムダ使いになります。
セール用の予算を決めましょう。
セール費として一括で予算立てしても、被服費、日用雑貨、レジャー用品費など費目ごとに予算を立てて管理してもよし。わが家に合った予算立てで、ムダ買いに対処しましょう。
まとめ
暑い時期は、何をするにも億劫でダラダラしがち。お金の使い方もダラけます。夏の間に余計なお金を使わないように、ムダ使いに対処することが家計を守ることにつながります。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。