貯め上手な人は書くことが好き。資産1,000万以上の人がやってる「書くと貯まる」理由

2025/07/02

お金を貯めている人は「書くことが好き」「メモをよくする」などとよく言われます。
「書く」ことは、「貯める」ことと、なにかつながりがあるのでしょうか?

全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手掛ける村越克子さんが、お金を貯めている人が、書くことが好きな理由について解説します。

『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多...

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資産1,000万円以上の人は「書くこと」が好き

出典:写真AC

「なんとな~く」頭の中で考えているのと、メモに残すのとでは、そのことを実行したり、実現したりするパワーが違います。考えているだけでは時間が経過すると忘れてしまうこともあり、なかなか実現に結びつきません。

それに対して、メモとして書いて残しておけば忘れていても思い出します。また、思いついたときは実現が難しく思えることでも、時間が経過して状況が変わることで、実現可能になったりします。

書いて残しておくことは大事です。

貯めている人は「紙」に書くアナログ派が多いようですが、スマホのメモ帳アプリを活用してもいいですね。

支出、予定、買い物メモ、在庫メモ……とにかく、メモする

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お金を貯めるのが上手な人は、たとえば、カレンダーにその日使った金額、自分や家族の予定(パートの日、子どもの習い事の日、夫の帰宅が遅い日など)をメモします。「Googleカレンダー」や「Time Tree」などのアプリを利用して、家族でスケジュールを共有するのもアリ。

また買い物に行く際には買い物メモを作成して、メモにあるものだけを買います。特売につられて、余計なものを買って不要な支出をしないためです。

在庫メモの作成も、貯め上手さんがよくやること。買い物レシートを冷蔵庫のドアに貼って、消費したものに二重線を引く人もいます。わざわざメモを作る手間が省けて、食品ロスを防げます。

バゲットリストや夢ノートで、お金のかけどころの優先順位をつける

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バゲットリストとは、死ぬまでに自分がやりたことをリスト化したもの。夢ノートも同じようなもので、自分がやりたいこと、欲しいもの、行きたいレストラン、旅行で訪れたい場所、住みたい家、なりたい自分などを書いたものです。

書き出すことで、やりたいことの優先順位、実現しやすい順番、実現するためのコストなどが見えてきます。

書いて整理することで、お金のかけどころが見えてきます。

書くことでわが家のお金を可視化する

貯めている人は、家計簿を細かくつけたり家計管理をキチッとやっているようなイメージがありますが、実際には、細かいことは気にせず家計の全体像をつかむことを重視しています。

具体的には毎月の収支よりも年間の収支を把握する、毎月の貯蓄額よりもわが家の総貯蓄額を把握するなど。
そして、その金額を書き出します。

書くことは家計を可視化することや、家計を夫と共有することに役立ちます。お金を貯めるのに夫婦の協力体制は大事です。

まとめ

書くことで、考えていることが整理されると同時に、やりたいことを実現するためのお金計画が立てやすくなります。なかなかお金が貯まらなくて、モヤモヤしている人は、やりたことを書き出すことから始めてみてもいいかもしれません。

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手掛ける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

 
 

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