1000万円貯めた人はやっている「お金が貯まる」夜習慣の共通点

「貯蓄を順調に増やしている人＝お金を貯めている人」には共通点があります。お金の管理とは直接的には関係ないように思えることにも、実はお金が貯まるヒントが隠されていたり……。

全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手掛ける村越克子さんが、全国の貯め上手さんが実践している「夜のルーティン」について解説します。

財布の中を整える

1000万円貯めた人は１日の最後に、レシートを取り出して財布の中を整理します。
お金を貯めている人は家計簿を細かくつけていると思われがちですが、実は意外とそうでもありません。
家計簿に細かく記入することよりも、使った金額を把握することが肝心。それには、カレンダーや手帳にメモするなど負担が軽く、無理なく続けられる方法で支出管理することがポイントです。

明日の予定を確認する

スマホのスケジュール管理アプリなどで、「明日の予定を確認する」のも、貯め上手さんの夜のルーティンのひとつ。
買い物など通常の支払いはキャッシュレスですが、翌日の予定によって、現金が必要な場合は財布の中の金額を調整。出先で、お金が足りなくてコンビニでおろしたら「手数料がかかった……」といったことがないようにします。

冷蔵庫の在庫をチェックする

夕飯の後片付けが終わったら、冷蔵庫の在庫をチェックします。肉、魚、野菜などの生鮮品の消費期限をチェックして、期限が近いものを明日の夕飯の献立に取り入れます。使い忘れないように、夜のうちに冷蔵庫の棚の手前に出すのもルーティンです。
卵、ヨーグルト、ハム、納豆……などの常備品が在庫切れになっていないかも、ついでに確認します。

炊飯器のタイマーをセットする

朝食は基本的に米食なので、夕飯の食器洗いが終わったら、朝食分とお弁当分のお米を研ぎます。昨今は、供給量不足から米価が上がっていますが、それでもパン食に比べるとコスパが◎。朝食を菓子パンなどで済ませた方がお手軽ですが、貯め上手さんはコスパのいい米食を選択します。

玄関の靴をそろえる

家族全員が帰宅したら、玄関の靴を揃えます。朝、夫が出勤するときや、子どもたちが登園・登校するときに、靴がそろっていると気持ちよく出かけられるからです。自分が履く靴を探して、時間を無駄にすることもありません。小さなことですが、お金を貯めている人の共通点のひとつです。

まとめ

お金は急には貯まりません。先取り貯蓄をしたり積み立て投資をしたりすることはお金を貯めることに直結しますが、一見、お金とは関係ないように見える行動が、お金を貯めることにつながっていることもあります。
先取り貯蓄や積み立て投資はもちろん大事ですが、貯め上手さんが日々の暮らしの中でやっていることを、マネすることから始めてみてもいいかもしれません。

■執筆／村越克子さん
『サンキュ！』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』（朝日新聞出版）の編集・執筆など。FP1級技能士。