2,000万円貯めた人が、これだけはためないモノ
2024/11/10
順調に貯蓄を増やして2,000万円超を貯めた人たちには、共通点があるそうです。そのひとつが「ためないモノ」。
2,000万円貯めた人が、ためないモノってなんでしょう?お金を貯めることと、なにか関係があるのでしょうか?これをためてしまうと、お金が貯まらなくなるのでしょうか?
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが「2,000万円貯めた人がためないモノ」について解説します。
1.500円のビニール傘
外出先で急に雨が降ってきて、コンビニで500円のビニール傘を買ってしまった……という経験はありませんか?
雨が降っているし、濡れるのはイヤだし、500円だし…と、「ま、いいか」と買ってしまいがちです。
これが1回ならOKですが、2回、3回と繰り返して家にビニール傘がたまるようでは、お金は貯まりません貯めている人は1回目の失敗を教訓にして、外出の予定がある日は朝に天気予報を確認します。雨の予報なら折りたたみ傘を携帯します。
500円は大きな金額ではありませんが、天気予報を見れば防げた出費です。そして「塵も積もれば」で回数が重なればムダにした金額も大きくなります。
小さな出費に敏感な人は大きなお金を貯めることができ、小さな出費に無頓着な人は大きなお金に縁がないかもしれません。
2.5年以上入出金していない通帳
独身時代につくった通帳がそのままになっている
前の住まいの家賃引き落とし用口座を解約していない
…ありがちな話ですが、長期間お金の出し入れをしていない「休眠口座」がある人はお金が貯まらないかも。
貯めている人は、自分の預貯金口座をきちんと管理しています。現在の総貯蓄額を知るには、自分がどの金融機関にいくら貯金しているかを把握する必要があるからです。
あっちの通帳にも、こっちの通帳にも、ちょこちょこ預貯金があると、全部でいくらあるかがわかりにくくなります。つまり、通帳の数が増えると管理が面倒になるので、貯めている人は使っていない通帳は残金を他の通帳に移して口座を解約します。
また、ネットバンクを利用している場合、ネットバンクには通帳がないので、口座自体の存在を忘れてしまう危険性もあります。お金は増やしても、使っていない通帳は増やさないことが大事です。
3.中途半端に出が悪いペン
よく言われることですが、お金を貯めている人は管理能力に優れています。その管理能力はお金だけではなく、モノにも発揮されます。
お金の場合は不要な出費がないかを見直して、あればそれをなくす。モノの場合も同じように、不要なモノがないかを見直して、あれば処分する。なので、お金の管理能力がある人は出が悪くなったペンをいつまでも放置しておきません。
4.小分けした冷凍肉
肉の大量パックは、100グラムあたりの値段が安いのでお買い得です。でも、お得になるのは、安く買った肉をムダなく使い切った場合。
大量パックの肉を小分け冷凍したのはいいものの、ずっと冷凍したままで冷凍焼けして処分することになってはお得どころではありません。捨てるくらいなら、100グラムあたりの単価は高くても、レギュラーサイズを買った方がお金がムダになりません。
お金を出して買った食材を捨てるのは、お金を捨てるのと同じ。貯めている人はそれがわかっているので、冷凍した肉を食べ切ってから次の買い物に行きます。なので、冷凍室に冷凍肉がたまることはありません。
5.毎日の小さなストレス
お金を貯めるうえで、ストレスは大敵。ストレスがたまると、ムダ買いや衝動買いに走りがちだからです。
2,000万円貯めた人はそのことをよく認識しているので、毎日の小さなストレスを放置しません。
朝、1時間早起きして自分の時間をもつ
自分だけのスイーツを用意しておく
子どもが寝たあと好きなYouTubeを観る
お風呂にゆっくりつかる
……など、普段からストレスをためないように自分なりのストレス発散法を見つけて、小出しにストレスを発散しています。
まとめ
2,000万円貯めた人がためないモノを紹介しました。「あ、これ、うちにたまっている(汗)」というモノがあったら、早速、見直してみてください。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。