【おうちの防犯】まずはちゃんと「鍵をかける」!夏休み中、SNSの投稿にも注意
2023/07/20
気になるおうちの防犯は、うっかりに注意!警視庁に聞いた最新データと防犯テクニックで、抜かりなく対策できる情報をお伝えします。泥棒に狙われやすい家ってどんな家?また、泥棒の侵入を防ぐ5つのテクニックは必見です。
"うっかり"に注意!おうちの防犯
空き巣などの侵入予防にはドアや窓の施錠の確認、日常的な行動の見直しが有効です。
どんな防犯グッズよりまずはちゃんと「鍵をかける」が最強!
空き巣などの侵入手口で最も多いのが、"無締まり"です。ちょっとそこまでの外出だからドアに鍵をかけない、マンションの上の階だから窓の鍵はかけなくても平気などと考えず、家族全員で戸締まりに気をつけましょう。
住宅を対象とした侵入窃盗の侵入手段
※出典/「令和4年版東京の犯罪」(警視庁)
泥棒に狙われやすいのはこんな家
玄関ドアや窓が無施錠
鍵がかかっていなければ、誰でも容易に家の中に侵入できてしまう。
新聞や郵便物が溜まっている
泥棒に留守であることを悟られてしまう可能性が高い。
合鍵を玄関の周辺に置いている
郵便受けや植木鉢の下など、手に取れるところに鍵があれば泥棒の侵入は容易。
近所づきあいがない
「地域の目」による犯罪抑止効果が期待できない。
足場になるような物を置いている
家の敷地内に侵入の足場になるような、箱や脚立が置かれていると狙われやすい。
集合住宅でも注意しよう
侵入窃盗は、マンションやアパートなどの集合住宅でも発生しています。侵入されやすい1階はもちろん、2階でも電信柱などの足場が近くにある場合は、とくにベランダからの侵入に注意。窓には必ず鍵をかけましょう。
SNSへの投稿にも注意が必要です
SNSにリアルタイムの自分の行動がわかる投稿をするのは、世間に留守を言いふらしているのと同じ。実際、SNSが原因で自宅が空き巣にあったケースもあります。外出や旅行など楽しい気持ちはわかりますが、投稿するなら帰宅後に。また、家からの景色や1人で留守番していることがわかる投稿も危険です。
泥棒の侵入を防ぐ5つのテクニック
1 短時間でも必ず戸締まりをする
ゴミ出しや買い物など、短時間の外出でも必ず戸締まりを。2階の部屋や浴室、トイレの窓の施錠も確認しましょう。自分だけでなく、家族にも戸締まりを徹底させて!
2 "置き鍵"をしない
玄関ドアの鍵を、郵便受けや植木鉢の下など、外から来た人が誰でも手に取れるところに置くのは絶対にNG。プロの泥棒にはすぐ見破られてしまいます。
万が一、在宅中に泥棒と遭遇したら……
泥棒は人が家にいるときに忍び込んでくることもあります。その場合、すぐに110番通報をしたうえで、落ち着いて泥棒を刺激しないように努め、身の安全を確保しましょう。
令和4年の都内の侵入窃盗件数
3 庭に足場になるような物を置かない
脚立やポリバケツなどは、泥棒が窓から侵入する際の足場に使われてしまう可能性が。上って窓から侵入できそうな物は庭などの敷地内から撤去しておきましょう。
4 ドアや窓に補助錠を取りつける
1つのドアや窓に錠が2つ以上ついていると、侵入に時間がかかるので、泥棒は嫌がります。ガードプレートやガラス用の防犯フィルムも対策として有効です。
5 ご近所づきあいを大切にする
泥棒は近所づきあいがよい街を嫌うと言われています。ふだんからあいさつや声かけを行って、近所の人とできるだけコミュニケーションをとるようにしましょう。
電動アシスト自転車のバッテリー盗難にも注意!
家の前に置いてある電動アシスト自転車から、バッテリーだけを盗む被害が増えています。新品バッテリーの相場は3万~6万円と高額なため、注意しましょう。
Point
● 帰宅時は面倒でもバッテリーを外して屋内に保管する
● 出先ではバッテリーロックやワイヤーで二重ロック
参照:『サンキュ!』2023年8月号「警視庁に聞いた!23年最新防犯対策Book」より。掲載している情報は2023年6月現在のものです。イラスト/オオカミタホ 取材協力/警視庁 取材・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部