カジュアルなラフさも欲しいけど、かっちりとしたキレイさも欲しい……。おしゃれをするときにそんなことを考えた経験はありませんか?実は、男性のカジュアルスタイルに華を添えてくれるのが「革靴」なんです。スニーカーやサンダルなどのアイテムで着まわしている人は、ぜひ革靴を取り入れてみてくださいね。本記事では、カジュアルスタイルにおすすめの革靴とコーデの例を紹介します。革靴の選び方も合わせてチェックしていきましょう!

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革靴の種類について
革靴の種類は、主に6つあります。それぞれデザインに特徴があるので選ぶときに種類からチョイスするのも◎
それぞれどんな魅力があるのか見ていきましょう!
●ストレートチップ
革靴のつま先に切り替えが入っているタイプです。ストレートチップの名前の通り、切り替え部分が一直線なのが特徴。シンプルなデザインで、革靴の中でもスタンダードなモデルです。フォーマルなシーンでも使えるので、ビジネス用や就活用としても重宝します。別名、ストレート・トゥ・キャップ。
●プレーントゥ
つま先の装飾がないプレーンなものを、プレーントゥと言います。フォーマルシーンでも使えるものが多く、靴ひもで結ぶタイプだけでなくバックルデザインのものもあります。
●ウィングチップ
つま先の切り替えが羽ばたく鳥のようなWになっているものを、ウィングチップと呼びます。つま先部分に装飾されているデザインが豊富で、カジュアルな印象の革靴です。おしゃれ用の革靴に多く採用されており、フォーマルな場には適していません。
●Uチップ、Vチップ
つま先にU字もしくはV字の切り替えが入っているものをUチップ、Vチップと呼びます。モカシンはUチップなので、モカシン縫いとも呼ばれています。縫い方の特性上シルエットが丸くなるので、ビジネスシーンには向いていません。カジュアルでオフの日に普段使いしたい一足です。
●モンクストラップ
修道士(モンク)が履いていたことから名前がついた、モンクストラップ。ベルトで固定するデザインでビジネスシーンをカッコよくキメてくれるデザインです。おしゃれ度が高いので、カジュアルなパーティーなど華やかな場で履くとセンスの良さが目を引きそう。フォーマルな場には向いていないので注意してくださいね。
●ローファー
スクール用の革靴としても人気なローファー。学生のようなデザインだけでなく、タッセルローファーやペニーローファーなど、さまざまなデザインがあります。カジュアルな革靴なので、日常使いしやすいのが魅力です。
内羽根と外羽根の違いは?
革靴には、内羽根と外羽根の2つの種類があります。そもそも羽根とは、靴ひもを通す穴のハトメの部分を指します。ハトメが甲の革の内側に入り込んでいるものを「内羽根」、ハトメが甲の上に乗っている状態のものを「外羽根」と呼びます。
内羽根は全開せずフォーマルな場に向いています。外羽根はカジュアルな印象なので日常使いやビジネスシーンで◎
革靴のフォーマルとカジュアルの違い・見分け方
革靴のフォーマルとカジュアルの違いは、羽根とデザインで見分けます。格式高い式典や冠婚葬祭などフォーマルな場で使う場合、内羽根が必須。外羽根の革靴はカジュアルな印象になります。
デザインで見分ける場合は、ストレートチップもしくはプレーントゥのものだとフォーマルな場に適しています。ビジネスシーンであれば、ストレートチップやプレーントゥの場合は内羽根、外羽根どちらでも問題ないことが多いですが、フォーマルな場の時は気をつけましょう。
また、コバと呼ばれる革靴の外側の幅にも注目!コバの幅が広いものはカジュアルな印象に、狭いものはフォーマルな印象に仕上がります。
カジュアルコーデに合わせやすい革靴の選び方・ポイント
カジュアルコーデに合わせやすい革靴の選び方とポイントは3つ!
・外羽根×丸いシルエットを選ぶ
・つま先のデザインはパンツの相性重視
・革の素材とカラーで遊び心をプラス
それぞれどんなところに注目したら良いのか、詳しく解説します。
外羽根×丸いシルエットを選ぶ
内羽根の革靴はフォーマルシーンに採用されることが多く、かしこまった印象になりがちです。外羽根タイプを選ぶとカジュアルなコーディネートにマッチしやすくなりますよ。また、つま先がスマートなものより、丸みを帯びたシルエットの方がカジュアルな印象に。
つま先のデザインはパンツの相性重視
つま先のデザインとパンツの相性を合わせると、コーディネートに馴染みやすくなりますよ。ワイドでラフなパンツには、丸みを帯びたやさしいデザインの革靴を、細身のパンツにはシャープなデザインがマッチしやすいですよ。
ボトムスと革靴のボリューム感を統一することで、全体がまとまった印象に仕上がります。
革の素材とカラーで遊び心をプラス
革靴はスムースレザーと呼ばれるツヤ感がある素材が一般的ですが、スエード素材を取り入れると一気にカジュアルさがプラスされます。スエードはモカシンなどに使われることが多く、一気にコーディネートの幅が広がりますよ。また、黒や茶色などの色味を選びがちですが、カジュアルに着こなしたいときは、オリーブやオフホワイトなど、革靴では珍しいデザインもカジュアルでおしゃれに仕上がります。
カジュアルに履けるメンズ革靴ブランドとは?
フォーマルやビジネスと、カジュアル使いに適したメンズ革靴ブランドは異なります。いくつか定番のブランドを押さえておくと、買うときに迷いにくくなりますよ。
●REGAL(リーガル)
1880年、アメリカマサチューセッツ州で生まれたブランド「REGAL(リーガル)」。日本にきたのは1961年ですが、今では国民的革靴ブランドとして定番となっています。人によって生活スタイルや足の特徴が異なるように、その人にフィットするよう製品に向き合っているのが特徴です。
●RED WING(レッドウィング)
ハイカットやブーツなどのモデルが有名な「RED WING(レッドウィング)」は、創業100年以上の伝統技術と品質にこだわった革靴も人気です。カジュアルなデザインが多く、ポストマンシューズやワークブーツなど、歩きやすい革靴がそろいます。また、デザインやカラー、素材など、カジュアルなものが豊富です。
カジュアルコーデに人気おすすめの革靴10選
カジュアルコーデにぴったりの人気おすすめ革靴を紹介します。
REGAL:モンクストラップ
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 29,700円
リーガルのモンクストラップは、ビジネスシーンにも使える優れもの。ストレートチップで、革靴デビューにおすすめの一足です。スラックスやジャケットなど、私服でもかっちりした服装と相性抜群。
Timberland:メンズオーセンティックハンドソーンスリーアイボートシューズ
「Timberland(ティンバーランド)」の「メンズ オーセンティック ハンドソーン スリーアイ ボート シューズ」は、レザーとファブリックのアッパーが組み合わさったハイブリッドタイプの革靴です。長時間履いても疲れにくい構造で、デニムパンツなどのカジュアルスタイルとも合わせやすいでしょう。
McGREGORE:MC8035
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 8,690円
「McGREGOR(マックレガー)」はアメリカで設立されたブランドです。アメカジスタイルとの相性が良いアイテムが豊富で、革靴もそのひとつ。本革起毛素材は、ツヤ感のある革靴に比べてカジュアルな印象になりますね。
texcy luxe:ローファー
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 5,636円
「texcy luxe(テクシーリュクス)」のローファーは、ビジネスでも使えますが、カジュアルにも使いやすいかわいいデザインが特徴です。ベーシックなデザインで、オンオフどちらでも使えます。
Dr.Martens:3989Z BEX
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 27,900円
レザーシューズが人気の「Dr.Martens(ドクターマーチン)」と聞くと、ブーツをイメージする人も多いのではないでしょうか?カジュアルに使える革靴も充実しており、目を引くデザインがおしゃれです。
Clarks:ワラビー
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 20,900円
イギリスのシューズブランド「Clarks(クラークス)」の代表モデルワラビー。モカシン構造でカジュアルスタイルにぴったりです。スエード素材なので、やさしい印象のコーディネートに仕上がります。
Berwick:Uチップ
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 23,780円
外羽根のUチップでカジュアルな革靴は、「Berwick(バーウィック)」のもの。外羽根×Uチップのデザインは正統派カジュアルスタイルと相性抜群です。ビジネスシーンでも使いやすいデザインが印象的ですね。
大塚製靴:クラシックレザースニーカー
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 39,600円
宮内庁ご用達の靴メーカーの大塚製靴では、革靴がスニーカーとして革靴を販売。履き心地を追求した一足で、デザインだけでなく製法にもこだわりが詰まっています。カンガルー革と牛スエード革を使っており、独特の風合いがおしゃれですね。
ALDEN:コードバン
アメリカのシューズブランド「ALDEN(オールデン)」は、おしゃれ好きさん必見のシューズブランド。革靴にも定評があり、コードバンはスーツに合わせるだけでなくカジュアルな服装にも馴染みやすい万能なラインです。履き心地にこだわりたい人におすすめの一足です。
HARUTA:レースアップシューズ
■Amazonでの販売価格(2025年6月24日時点): 15,950円
ローファーで有名な「HARUTA(ハルタ)」は、レースアップシューズもおすすめです!ウィングチップの凝ったデザインがいつものファッションを格上げ。程よいカジュアルさとかっちりさを取り入れられるので、ジャケットでもTシャツでも万能に使えるのが魅力です。
革靴を合わせたおすすめメンズカジュアルコーデ
革靴だけを見ても、イマイチ着こなし方がわからないこともありますよね。そこで、革靴を使ったお手本メンズカジュアルコーデを紹介します。
カットソー×ノーカラージャケットのラフさをクールに
カットソーにゆったりとしたノーカラージャケットを合わせたラフなカジュアルスタイル。スラックスと革靴を合わせてカジュアルさを格上げしています。
革靴が浮かないように、パンツはきれい目を選んでいます。カジュアルでリラックス感もあるクールなコーディネートになっています。
デニムセットアップに馴染む丸いフォルム
カジュアルスタイルにぴったりのデニム素材を、セットアップにしておしゃれを楽しんでいる人も多いでしょう。デニムセットアップと相性が良いのが、丸いフォルムの革靴です。パーカーやトレーナーなどのカジュアルなアイテムと合わせても馴染みやすいですよ。
色味のある洋服にマット素材で馴染ませて
オリーブカラーのセットアップに、マット素材の革靴を合わせたこちらのコーデ。光沢のある革靴よりカジュアルにキマるので、普段使いしたい人はツヤ感が抑えられたものを選ぶのがおすすめです。
革靴を長持ちさせるためのお手入れ方法
革靴を長くキレイに履くためには、お手入れが欠かせません。理想とするお手入れ頻度は月に1回!ただし、履く頻度が高い人は、もう少しこまめにお手入れしておくとキレイな状態をキープしやすいですよ。
革靴のお手入れは、馬毛ブラシを使ってブラッシングから始めます。全体をブラッシングし、ホコリなどの汚れを落としシワを伸ばします。その後、クリーナーで汚れを落としていきます。革素材とクリーナーによっては色落ちやシミの原因となってしまうため、初めて使うときは目立たない部分で試しておくと安心です。
靴のクリームを塗って補色したりツヤを与え、豚毛ブラシでブラッシングして全体に馴染ませてから仕上げに入ります。シュークロスで仕上げ磨きをして防水スプレーをかけるとお手入れの完了です!
お手入れのしすぎは劣化に繋がるので、注意してくださいね。また、大事な予定がある前は靴のお手入れのプロにお願いするのがおすすめです。セルフケアでは届かないところまでキレイにしてくれますよ。
まとめ
メンズのおしゃれファッションアイテムで活躍するのが革靴です。フォーマルシーンと違い、普段使いにはカジュアルなデザインを選ぶのがポイント。羽根とつま先デザイン次第で革靴が与える印象が大きく変わるので、2点の確認は欠かせません!今回紹介したアイテムやコーディネートを参考に、革靴を使ったメンズカジュアルコーデに挑戦してみてくださいね。