会社員、パート・アルバイト、フリーランス、起業、あるいはSNSを駆使したインフルエンサー活動など、多様な「仕事」が広がる現代。また、多くの選択肢がある中で、自身のキャリア・生き方をステップアップするための「学び」の重要性も高まっています。
サンキュ!読者の皆さんも、「学び」や「仕事」についていっしょに考えてみませんか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、「学び」と「仕事」に関する情報をご紹介する連載「39WeeklyNews Learn&Biz」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の丸山希がお届けします。

- Topic1.地域おこし協力隊で福井県ともっと繋がる
- Topic2.2025年は5月で夏バテ者が急増!?休息と仕事のバランスを調査
- Topic3.全国の複業実践者と自治体に与える影響は?地方への人の流れを考える
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.地域おこし協力隊で福井県ともっと繋がる
自身のキャリアを活かし地方自治体で副業する働き方が、最近注目を集めています。
福井県庁では2025年度の県庁採用の地域おこし協力隊募集が始まりました。今回募集するのは10職種10名。福井県は幸福度ランキング12年連続日本一という実績がある町で、さらにその先を目指す「ウェルビーイングコーディネーター」や、若狭湾エリアへの観光投資促進コーディネーター、福井県立恐竜博物館の営業を担うマネージャーなど、募集している職種は多彩です。
今回の募集にあたり、首都圏3箇所とオンラインにて説明会も開催。地域おこし協力隊の活動では、住民票をその地域に移すことが前提となっているため、活動後の動向が不安になることもあるでしょう。福井県独自の取り組みとして、福井県地域おこしマネージャーによるサポートやOB・OGとの交流の場も設けられています。人気は概ね3年を予定していますが、任期終了後も定住する場合は支援金の交付制度もあります。
Topic2.2025年は5月で夏バテ者が急増!?休息と仕事のバランスを調査
パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関「Job総研」では、378人の男女を対象に「2025年 休み方実態調査〜悩み編〜」のアンケートを実施しました。調査結果では、5月時点で夏バテを感じている人が、全体の44.5%、仕事への影響は「眠気・だるさで効率が落ちる」という回答が1位となっています。
また、休み方の悩みについては、「ある」と答えた人が全体の57.6%と過半数を占めており、具体的には「十分に疲労感が取れない」が1位で60.6%となっています。次いで「土日でリフレッシュできない」が50.5%となっており、休みでも披露を感じていることが読み取れるでしょう。
休みと仕事に対する価値観では、「休むことも仕事のうち派」が69.0%と多数。なお、この考え方は年代が低いほど割合が上がる結果になりました。今回の調査の結果から、夏バテが早期化していることや、仕事と休み方のバランスが大切であることがわかります。
Topic3.全国の複業実践者と自治体に与える影響は?地方への人の流れを考える
複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を提供する株式会社Another worksは、全国の複業人材と自治体を対象に、複業が両者に与える影響を調査した「自治体複業白書」を公開しました。
開業と自治体複業の年齢層は、どちらも40代が最多となっており、共通する傾向にあります。69.3%の複業人材が現地訪問を実施しているものの、現地訪問回数の最多は「1回のみの訪問」が30.7%となっています。さらに62.3%がプロジェクト後も自治体と人材が関わっており、地域との継続的な接点が生まれています。
今後の課題は、フリーランスの参加の制限緩和。総務省が実施する「副業型地域活性化起業人制度」は、企業に属している人が対象となっており、フリーランスの活動が制限されているのが実情です。自治体が求めるスキルを持つフリーランスも多いため、制限の緩和が地域活性化に繋がると考えられます。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
「学び」や「仕事」に関する情報を一歩(ワンステップ)踏み込んで調査!その内容をご報告します。
副業で得た収入の税金や手続きはどうなる?
会社員として働いていると、気になるのが副業の収入にかかる税金や手続きのこと。副業の所得が年間20万円以下の場合は所得税の確定申告は不要です。この際、売上から必要経費を引いた金額になることを押さえておきましょう!売上が30万円だったとしても、経費に15万円かかった場合は、所得が20万円以下になるため確定申告は不要です。
ちなみに、住民税の申告は必要です。住民税は副業の所得も合算して課税されるため、申告しなければいけません。会社の年末調整で申告した場合は、追加で確定申告の必要はありません。
なかなか難しい副業のお金事情ですが、無申告だと「無申告加算税」などのペナルティが課せられることも。気をつけたいですね。
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 丸山希
14歳と12歳、7歳の母、最近はお家の片づけや収納に悩みながらも家事育児に奮闘中。サン
キュ!STYLEにて節約、貯金に関する記事を執筆中。