SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。
サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美がお届けします。

- Topic1.紙を使わない新世代ノート「HEYfold」が日本初公開
- Topic2.フードロス削減サステナ販売機『ZERO BOX』を社内カフェに導入
- Topic3.災害時の自力避難能力を可視化する「減災体力測定」全国展開開始
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.紙を使わない新世代ノート「HEYfold」が日本初公開
海外のワクワクする商品を紹介するM&Y TRADE(北海道江別市)は、繰り返し書いて消せるシリコン製ノート「HEYfold(ヘイフォルド)」の日本展開を2025年8月25日より開始しました。
最大の特長は「ほぼ無限に使える」こと。独自の素材とコーティングにより、書いて・消して・何度でも繰り返し利用できるノートです。書くだけでなく“消す”体験も革新的。ホワイトボードのような汚れ残りやカスの心配もいりません。水に濡れても安心で、ページの端にマグネットが内蔵されているので、冷蔵庫やデスクに貼り付けもできますよ。
サイズはA6とA5の2展開で、厚さわずか4mm。軽量で持ち運びやすいので、仕事でも家庭でも大活躍。書いた内容はスマホで撮影すれば即クラウド保存もできます。AIやデジタルが進む社会の中で、手書きの価値を再発見しながら、紙の消費を大幅に減らすことができる環境にも優しい「未来のノート」です。
Topic2.フードロス削減サステナ販売機『ZERO BOX』を社内カフェに導入
地球規模の課題である「フードロス」を減らす新たな取り組みが始まっています。ZERO株式会社が開発した無人販売機『ZERO BOX』は、賞味期限が近い、パッケージ変更で通常販売できないなど、本来はまだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を取り扱うサステナブルな仕組み。
今回、大手人材サービスのパーソルホールディングス本社にも『ZERO BOX』が本格導入されました。カフェテリアに設置され、社員は1日1個まで無料で利用可能。併設する電子掲示板には、CO2削減効果やSDGs関連情報も発信され、サステナブルな意識の定着と、社員一人ひとりの行動変革につなげていくことを目的にしています。
「お得に食品を利用できる」だけでなく、「食べ物を無駄にしない行動が未来につながる」、そんな気づきをオフィスから広げていく新しい形の取り組みとして注目されています。
Topic3.災害時の自力避難能力を可視化する「減災体力測定」全国展開開始
災害時の避難には「体力」が大きなカギになります。株式会社ウィンゲートが全国展開を始めた「減災体力測定プログラム」は、避難に必要な体力をスポーツ科学の視点で測定し、客観的に評価できる新しい取り組みです。
プログラムでは、自力避難の目安となる体力レベル(例:B級 自立避難レベル=階段20階昇降+5km歩行)を客観的に可視化し、避難力を5段階で認定。ただ測って終わりではなく、結果をもとに個別の改善プログラムや継続的な支援まで行うのが特徴です。
開発のきっかけは、東日本大震災での実体験。「最後に頼れるのは自分の体力」という気づきから生まれました。企業では防災力の底上げや健康経営に、自治体では現実に即した避難計画づくりに活用可能。「誰一人取り残さない」防災社会の実現を目指しています。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?じつはそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。
家庭でできるフードロス対策
最近、耳にする機会が多い「サステナブル」という言葉。直訳すると「持続可能な」という意味の言葉で、環境、社会、経済が将来にわたって維持される状態を指します。日常生活のなかで、取り組めるサステナブルな行動「フードロス」について考えてみました。
<フードロスを出さないために家庭でできること>
・買物前に冷蔵庫の中身を確認する
・次々と買い足すのではなく、家にある物で料理をしてみる
・安いからと余分に書い過ぎない
・野菜の皮や切れ端など活用できる物は使う
・消費期限に余裕があり家庭で食べきれない食品は、フードバンクへ寄付
特に筆者に効果があったのは、買物前の冷蔵庫チェック。冷蔵庫・冷凍庫に何があるか確認してから、買い物に行きました。これまでは、何となくのイメージで「なかった気がする」とダブり買いをしたり、必要以上に買っていたりと、無意識のうちにフードロスにつながる買い物をしていたことに気づきました。
無駄買いがなくなると、フードロスに繋がるのはもちろん、無駄な出費も減り嬉しいことばかり。まずは買い物前のチェックから!ぜひ試してみてくださいね。
◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 村上真由美
片づけオタクなワーママ。SNSで話題の片づけ術を取り入れながら、ドタバタ時間を減らすコツを探求中。整理収納アドバイザー×クリンネスト。欲張りママの毎日に役立つヒントを発信している。インスタグラムは@mayumi321.jp
編集/サンキュ!編集部