“片づけたいけれど、何から始めればいいか分からない”、そんな方におすすめなのが「1日1捨」です。毎日1つだけ、何かを手放すシンプルな片づけ法。2年半「1日1捨」を続けたらどんな変化があったのか、整理収納アドバイザーの村上真由美がお伝えします。
きっかけはSNS「1日1捨」は気軽に始められる
片づけオタクなワーママとして発信するなかで、「片づけのきっかけがつかめない」「やり方が分からない」という声を耳にしてきました。そんな中、SNS発信のネタとして始めたのが「1日1捨」です。
目にした人が、「こんなことで十分なんだ。これなら自分にもできるかも!」と片づけを始めるきっかけになればと、実際に手放したモノと手放した理由を紹介していきました。
小さなことでも始めてみれば、それは立派な片づけです。「1日1捨」は、誰でも気軽に始められる片づけの第一歩。できることから始めてみませんか?
毎日できなくてもOK!続けるコツは“気ままに”
「1日1捨」と聞くと、「毎日絶対に1つ捨てなきゃ!」と思いがちですが、言葉にしばられる必要はありません。実際、何もできない日があるのは当たり前。忙しいときや疲れているときは無理しないのが、長続きのコツですよ。
”気ままに”取り組めばいいからこそ、続けられるんです。捨てることよりも大切なのは、モノと向き合うことです。
写真に残すとモチベーションに!
「1日1捨」を続けるコツは、写真に撮って記録すること。手放す前に写真を撮って、携帯電話に保存します。他の写真と区別がつくように「1日1捨」フォルダをつくれば完璧!余裕があれば、通し番号と手放した理由も記録してみてくださいね。
写真フォルダは自分が頑張ってきた“証”。たまに見返すと、買い物の癖やため込みがちなモノの傾向が見えてきたり、「こんなに頑張ったんだな」と自信にもなります。友人や家族と共有して、お互いに刺激し合うのもおすすめですよ。
2年半続けて実感!暮らしも心もスッキリ
「1日1捨」を2年半続けて、暮らしにはたくさんの変化がありました。
・同じようなモノを買ってしまう「ダブり買い」が激減
・衝動買いがなくなり、「本当に必要?」と買う前に一度立ち止まれるように
・モノの管理がラクになり、時間と心に余裕が生まれた
・家族が不要なモノを手放し始めた
一方で「これは失敗だった」と感じるような困りごとはありません。本当に必要なモノに囲まれ、よりスッキリと心地よい空間で過ごせるようになりました。
小さな一歩こそ、大きな変化に
「片づけは小さな場所から始めましょう」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?“気ままに”「1日1捨」は、さらにその前のゼロ。小さな場所を選んだら、壊れているモノや必要ないモノを1つだけ取り除いてみてください。
「1日1捨」では、引出しの中身を全部取り出す必要はありません。片づけるというよりは、不要なモノ選びとる練習です。段ボール、チラシなど明らかなゴミもカウントしてOK!何よりも大切なのは続けること。賞味期限切れのモノや、サイズアウトしたモノなど手放しやすいモノから取り組んでみましょう。
まずは“気ままに”始めてみませんか?
■執筆/村上真由美
片づけオタクなワーママ。SNSで話題の片づけ術を取り入れながら、ドタバタ時間を減らすコツを探求中。整理収納アドバイザー×クリンネスト。欲張りママの毎日に役立つヒントを発信している。インスタグラムは@mayumi321.jp
編集/サンキュ!編集部