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キッチンマット要る?要らない?整理収納のプロが実践!キッチンマットをやめてみてわかったこと

2025/09/01

キッチンマット、使っていますか?「汚れるし手入れも面倒」「でも、ないと床が傷つく…」など、使う使わないの理由は人それぞれ。

5年間マットあり生活をしていた整理収納アドバイザーの村上真由美が、思いきってなし生活に切り替え!実際に試してみたら意外な発見がありました。

サンキュ!STYLEライター。片づけオタクなワーママ。SNSで話題の片づけ術を取り入れながら、ドタバタ時間を...

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マットは必要だと思っていた

キッチンマット

キッチンマットを使い始めたのは、家を建てたのがきっかけ。「せっかく新しくてきれいな床なのに、汚れたり傷ついたりしたら嫌だな。とりあえずキッチンにはマットを敷いておこう」そんな感覚で使い始めました。

実はマットあり生活はこのときが初めて。それまで住んでいた賃貸のキッチンは狭くて、マットを敷くスペースすらなかったんです。キッチンが広くなりマットを敷くゆとりが生まれてからは、「水が飛んでも安心」、「油がはねてもマットがあるから大丈夫」、そんなふうに、マット=床を守る必需品という感覚が自然と根づいていきました。

やめたきっかけは掃除の手間

キッチンマット
使っていたのは、厚みがあるビニール製マット

あたりまえのように、5年間使っていたキッチンマットですが、ある日の掃除中、ふと思ったんです。
「これって、本当に必要かな?」と。マットの表、裏、さらにはマットをはがして下の床まで、1つの場所に掃除機を3回かけていることにハッとしました。さらに汚れがひどいときは雑巾がけまで…。

「マットがなければ、床を1回サッと掃除するだけで済むのに」それが、なし生活を意識し始めたきっかけです。

やめて困った?正直、ほぼナシ!

キッチンマットなし生活

実際にマットなし生活を始めて、困ったことはほとんどありません。
しいて言うなら、「汚れたらすぐ拭く」習慣が必要なことくらい。

使わなくなってまず感じたのは、掃除が格段にラクになったこと!日々のお手入れは、掃除機がけに加えて汚れている場所をピンポイントで拭くだけです。
床が見えるので汚れにすぐ気づけ、マットを敷いていたときより衛生的になったと実感しています。冬は足元の冷えが気になるけれど、スリッパを履けば問題ありません。

「敷く?敷かない?」タイプ別おすすめ

キッチンマット

キッチンマットを使うかどうかは、暮らし方や好みによってさまざま。
素材やサイズが豊富なので、敷く場合には自分に合ったタイプを見つけることが大切です。

◆マットの種類いろいろ
・布製:洗濯機で洗えてお手入れしやすい
・ビニール製:サッと拭くだけでOK
・クッションタイプ:足腰の負担をやわらげてくれる

サイズが小さめのショートマットは、ピンポイント使いにおすすめ。シンクやコンロ前など、必要な部分だけ敷くという選択肢もありますよ。

【こんな人にはマットがおすすめ】
・揚げ物や炒め物をよくする
・フローリングの傷を防ぎたい
・マットの手入れが苦にならない
・インテリアのアクセントにしたい
・足腰の負担を減らしたい

【こんな人には必要ないかも】
・とにかくマットの掃除が面倒
・マットがずれるたびにストレス
・汚れたらすぐ拭く習慣がある

「わが家にとってのベスト」は試して見つける

マットを「敷く・敷かない」どちらにもメリット・デメリットがありますよね。家族の人数や料理の頻度、子どもの年齢によっても変わってきます。

迷ったときは、現在と“逆のスタイル体験”がおすすめ!
マットあり派の人は、1週間だけ“なし生活”を試してみる。
なし派の人は、タオルなどを仮マットにして“あり生活”を体験してみる。

試してみることで、意外と「こっちの方がラクかも!」という発見があるかもしれません。「夏場は敷かない」「子どもが小さいうちは敷く」など、季節や生活スタイルに合わせて変えてみてもいいですね。

筆者にとっては「あるのが当たり前」だったキッチンマット。
やめてみると、暮らしの優先順位や快適さの基準が見えてきました。
キッチンマットは、「いるかいらないか」を決めるものではなく、自分の暮らしに合った使い方を選ぶもの。“今のわが家にちょうどいい”スタイルを探してみてくださいね。

■執筆/村上真由美
片づけオタクなワーママ。SNSで話題の片づけ術を取り入れながら、ドタバタ時間を減らすコツを探求中。整理収納アドバイザー×クリンネスト。欲張りママの毎日に役立つヒントを発信している。インスタグラムは@mayumi321.jp

編集/サンキュ!編集部

 
 

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