最近はスーパーで1年をとおしてきのこが手に入るようになりましたが、やっぱり秋になると食べたくなる…という人が多いのでは。今回は、しいたけを使った1番おすすめの調理法を、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに教えてもらいます!

【レシピ】農家直伝!しいたけのトースター焼き
筆者が、農家で生まれ育った父から教えてもらった、1番おいしいしいたけの食べかたです。口の中でじゅわ~っと広がる旨みがたまりません。やけどに気をつけながらぜひアツアツをほおばってください。
[材料](2~3人分)
・しいたけ…8~10個程度
・マヨネーズ…適量
・醤油…お好みで
[つくりかた]
1. しいたけの軸を切り落とし、傘の内側にマヨネーズをぐるりと1周のせる。
2. アルミホイルの上に1.を並べ、オーブントースターで焼く。800Wなら6~8分程度が目安。
3. しいたけが汗をかくような様子で水分が出てきたところで焼き上がり。好みで醤油をかけていただく。
[補足]
・焼きたては高温になっているため、やけどに気をつけながらお召し上がりください。
・醤油をかけるとかなり味が濃くなるので、さきにマヨネーズのみで食べてみて味を確認してから醤油をかけるようにしてください。
・今回のレシピではしいたけの軸を使いませんが、軸にも旨み成分がたっぷり含まれているので、味噌汁に入れるなどしてぜひ活用してください。
・オーブントースターはワット数が高いと一気に焦げてしまうことがあります。もし1200Wよりも低いワット数に設定できない場合は、アルミホイルをかぶせて焼いてください。
アレンジ無限大!ひと手間でボリュームアップも
今回ご紹介したレシピは一番シンプルなつくりかたなので、お好みでさまざまなアレンジを楽しんでください。きざんだ青ネギや七味唐辛子をかけるだけの簡単なアレンジでも、風味が変わって飽きずにたくさん食べることができます。
また、しいたけにのせるマヨネーズにツナ缶を混ぜて「ツナマヨ」の状態にしてからのせると、ボリュームのある一品に。この場合は加熱に時間がかかるので、通常のつくりかたよりも2分程度、焼き時間を長くしてみてください。
手に入ったら…原木しいたけで試して
しいたけのトースター焼きは、通常のスーパーで売っている菌床栽培のしいたけでももちろんおいしくつくれますが、手に入るなら原木しいたけでつくると、一層濃い旨みを感じることができます。
原木しいたけは、道の駅や産直であつかっていることがあります。買うときにはできるだけ軸が太く短く、傘の外側に割れ目が入っているものを選ぶのがおすすめです。
しいたけをシンプルかつ存分に味わおう
しいたけのように旨み成分が多い食材は、シンプルな料理との相性がよく、その旨みを存分に味わえます。これから秋冬のシーズンはスーパーの店頭にも多く並び、特売になることも増えて手軽に買いやすいと思いますので、ぜひじゅわ~っとしみだすしいたけの旨みを思いきり楽しんでくださいね。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部