しいたけ

野菜のプロが解説!しいたけをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

2024/10/19

年中出回っているしいたけですが、やっぱり秋になるとキノコを食べたくなる人が多いのでは。とくにこれから冷えてくると鍋物需要によって特売になることも多く、買う機会が増える食材でもあります。

緑や赤など鮮やかな野菜と違って、しいたけは全体的に茶色で地味なイメージなので、鮮度を気にせず選んでいる人もいるかもしれませんが、じつは買ったあとで後悔しないために見ておいてほしいポイントがあります。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、しいたけを選ぶコツを教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

>>>植松愛実の記事をもっと見る

まずは内側から見て!

しいたけ

しいたけを買うときは、まず内側(ひだがある側)から見ると選びやすくなります。内側のひだが、しっかり立っていて白っぽい色をしているものがおすすめです。

またしいたけは、カサが外側から内側にまわり込むようになっていて、その縁(ふち)が内側でくるんと巻き込むようになっていますが、このカサの縁が開いてすき間ができているものよりも、しっかりくっついて分厚くなっているもののほうがおいしいとされています。

軸の情報も重要

椎茸の孤立した白い背景
chengyuzheng/gettyimages

しいたけの軸は、スーパーで売られている際は短くカットされているものもありますが、カットされずに石づきまで残っている場合は、軸の情報も重要な手がかりになります。

軸は長いものもあれば短いものもあり、細いものもあれば太いものもありますが、できるだけ短くて太いものがおすすめ。しいたけの軸は「短足」がおいしい!と覚えておいてください。

カサの色も見ておきたい

しいたけ

ここまで、しいたけの内側を見ておいしいものを選ぶコツを見てきましたが、最後に外側も見ておきましょう。カサの色が、濃い茶色よりも淡い茶色のもののほうが鮮度がよい傾向にあります。

また、しいたけは水気に弱いため、できるだけパックのなかに水滴がついていないものを選ぶと、買ってあとすぐ傷んでしまうのを防ぐことができます。しいたけの内側・外側を見たら、最後にパック全体も見て買ってください。

意外と栄養豊富なしいたけを楽しもう

しいたけは茶色っぽい見た目から、あまり栄養がないのでは?と思われがちな食材ですが、実際には旨味成分として知られるアミノ酸や食物繊維、さらにはビタミンBやビタミンDなど、豊富な栄養素が含まれています。とくにビタミンDは不足している女性も多い栄養素なので、しっかりとっておきたいところですね。

秋を迎えてスーパーでは店頭の目立つところにキノコ類を置く店舗も増え、広告に載ることも多く買う機会が増える季節。ぜひコツをおさえて新鮮でおいしいものを選んで、栄養豊富なしいたけを存分に楽しんで食べてください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND