レタス

あなたも間違えているかも!?やってはいけないレタスの保存方法

2025/05/05

サラダをつくるとき、かなりの頻度で使う人が多い野菜、レタス。現代では全国各地の産地から順番に出荷されることで、1年をとおして手に入るため、とりあえずサラダの材料に困ったら買う!という人も多いのでは。

ただ、レタスを冷蔵庫に入れておいたら、いつの間にか傷んだ葉が増えてしまった…という経験のある人もいると思います。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、レタスのNG保存方法とおすすめ解決策を教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【NG1】袋の空気を完全に抜く

ポリ袋
出典:AC写真

レタスは乾燥に弱い野菜なので、長く日持ちさせたい場合は、新聞紙やキッチンペーパーなどの紙でくるんでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存するのが一番おすすめです。ただ、このとき袋の空気を完全に抜いてぴっちりした状態で保存するのはNG。

繊細なレタスの葉に負担をかけてしまわないよう、少し空気を残した状態で、余裕をもって袋の口をやさしく閉じておきましょう。ちなみに、冷蔵庫の野菜室より冷蔵室のほうがおすすめですが、とくに丸ごと1玉だと冷蔵室に入らない家庭が多いと思いますので、その場合は野菜室でも大丈夫です。

【NG2】傷んだ葉をすぐ取り除かない

レタスは買ってきた段階で、外側の葉が一部だけ傷んでいる場合もありますよね。ほんの一部だから全体には影響がない…と思いきや、そのまま冷蔵庫に入れてしまうのはNG。

ちょっと面倒ですが、傷んだ葉はさきに取り除いてから保存しましょう。ちなみに傷んだ部分以外はふつうに食べることができるので、取り除いた葉は早めに食べてくださいね。

【NG3】芯の呼吸を止めない

レタス
出典:AC写真

レタスの芯をそのままにしておくと、断面から呼吸して傷むのが早くなってしまいます。そのため、できるだけ何らかの保存処理をして、呼吸を止めてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

一番おすすめなのは、芯の断面に薄く小麦粉を塗ること。ちなみに片栗粉でもOKです。ただ、レタスを冷蔵庫に入れるためだけにわざわざ小麦粉などを取り出すのは面倒…という場合は、芯につまようじを2~3本刺しておくだけでも効果があります。ちなみに、つまようじの代わりに芯に簡単に刺すことができるプラスチックのアイテムも100円ショップで売っています。

また、芯をくり抜いて、芯があった空間に、水でぬらしたキッチンペーパーを差し込むという方法も。この場合は、数日ごとにキッチンペーパーを入れかえて、清潔な状態を保つようにしてください。

【NG4】内側から順に使う

レタス
出典:AC写真

レタスと同じ葉物野菜で、白菜を1/2玉や1/4玉で買った際は、中心に近い内側から順に使うとよい…と聞いたことがある人もいるかもしれません。たしかに白菜の場合は内側から使うほうが長持ちするのですが、これはレタスにはあてはまりません。

もちろん用途によって内側の葉が適している場合と外側のほうが適している場合があるとは思いますが、レタスを1/2玉などで買ってきた場合は、できるだけ外側の葉から順番に使うようにしましょう。

レタスを良い状態でおいしく食べきろう

レタスは生で食べることが多いぶん、ほかの野菜よりも鮮度が保たれているかどうかが一層気になりますよね。ちょっとした行動ひとつで日持ちが左右されるので、ぜひ今回ご紹介したポイントをおさえて、できるだけ良い状態で最後までおいしく食べきってください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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