夏は野菜が豊富な季節ですが、「買いすぎて腐らせてしまった…」という経験、ありませんか?冷蔵よりも保存期間が長く、調理の時短にもなるのが「冷凍保存」です。
そこで、元家政婦で家庭料理スペシャリストの資格を持つマミさんに、冷凍ストックにおすすめの夏野菜と、使い方のコツを教えてもらいました。

1. ピーマン・パプリカ:切って冷凍
ピーマンやパプリカは、種を取って細切りや乱切りにし、生のまま冷凍できます。
凍ったまま炒められるので、簡単に使えて便利。乱切りはホイコーローなど、細切りはチンジャオロースに入れれば、時短&彩りアップ。
【ポイント】冷凍すると、調理の際に水分が出やすいので、汁気を飛ばすように加熱をしましょう。
2. トマト:丸ごと冷凍で皮むきラクラク
熟しすぎてしまったトマトは、丸ごと冷凍しておくのがおすすめ。流水にあてるだけで皮がスルッとむけるため、煮込みやスープに大活躍します。
凍ったトマトを流水で皮をむき、半解凍くらいでざく切りにして、そうめんのつゆなどに入れるのも、さっぱり冷たくておすすめです。
【ポイント】ザク切りにして冷凍してもOK。ミートソースやカレーに入れるのもいいですよ。
3.なす:軽く火を通してから冷凍
なすはそのままでも、冷凍できますが、解凍したときに中はやわらかくても皮がキュっと固くなりがち。軽く炒めるかレンチンしてから冷凍すると使いやすいですよ。
【ポイント】冷凍すると味がしみやすくなるので、煮びたしや麻婆なすに最適です。
4. オクラ:ゆでて冷凍でネバネバキープ
オクラも、生でも冷凍できますが、おすすめはサッと茹でてからの冷凍です。軽く塩ゆでしてから冷凍すれば、食感と粘りをキープできます。
【おすすめ】刻んで冷凍しておけば、すぐにおひたしや納豆のトッピングに使えて便利です。
5. とうもろこし:ゆでて実だけ冷凍すれば使い勝手抜群
皮をむいてゆで、実をそいで冷凍すると、スープなどにサッと使えて便利。皮付きのまま600Wの電子レンジで5分ほど加熱してゆでると、水っぽくならずおすすめです。
【ポイント】1本まるごと冷凍も可能。凍ったまま焼きとうもろこしにもできます。
忙しい夏こそ、冷凍ストックでラク家事!
暑い夏はキッチンに立つ時間をできるだけ短くしたいですよね。冷凍野菜があれば、下ごしらえなしでさっと一品が完成。野菜を買い過ぎたときにも、冷凍にしておけば食材ロスも減って、節約にもつながります。買った野菜は「使い切れないかも…」と思った時点で、ぜひ冷凍保存を!
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。
編集/サンキュ!編集部