食材の値上がりが悩みの今日このごろですが、格安の冷凍野菜を活用している賢いママも多いよう。
節約主婦の味方・業務スーパーで買える冷凍野菜で夏に嬉しい時短おかずをたっぷり作りませんか?
おすすめ3品の使い勝手とレシピを、調理師のracssがご紹介します。

今回紹介するのは、数ある業務スーパーの冷凍野菜のうち、「ごぼうにんじんミックス」198円(税抜き)、「しいたけ(大)」198円(税抜き)、「オクラ」238円(税抜き)です。
冷凍「しいたけ(大)」は肉厚ジューシーを活かした肉巻きに
冷凍しいたけは大きいサイズが食べごたえを出すのに便利。
「しいたけ(大)」は肉厚のしいたけ(中国産)が500g入っています。今回の袋は大きなしいたけが20個。g合わせのためか小さなものも1、2個入っていました。
同じくらいの大きさの地元産しいたけ(生)は安いときでも5個で120円くらいしますので、コスパの良さがわかりますね。
軸が取り除かれているので、そのまま煮物に入れたり焼いたりできます。
実はしいたけって冷凍するほうが旨味成分が増すので、生のしいたけを使うよりもおいしさアップなのです。
業務スーパーの冷凍しいたけには「しいたけ(小)」「しいたけ(スライス)」があるので作りたいメニューに合わせて購入できます。
大きいサイズの冷凍しいたけは、肉巻きに向いています。ボリュームが出て、お弁当のおかずにもぴったり。
凍ったままのしいたけに、豚バラスライスをぐるぐる巻きました。フライパンで両面こんがり焼きます。
味付けは塩コショウだけでシンプルに。
豚バラの脂をしいたけが吸って、プリプリジューシーな食感。大きくて肉厚のしいたけならではです。
バーベキューで焼くのもかなりおすすめですよ。
ぜひ作ってみてください。
冷凍「オクラ」はまるごと煮びたしが応用も効く
業務スーパーの冷凍オクラにはスライスしたものとしていないものがあります。丸ごと冷凍してあるもののほうが料理のアレンジがしやすいのでおすすめです。
サイズが揃ったオクラ(中国産)が500g入り。今回の袋にはちょうど50本入っていました。中国産のものとインドネシア産のものがあるようです。このボリュームなので、生のオクラを購入するときよりかなりお得感がありますね。
軽く湯通ししたものが冷凍にされています。凍ったまま揚げ物にしたり、炒め物に入れたり、生のオクラから調理するのとほとんど変わりません。ヘタ部分がカットしてあるのも時短調理に嬉しいところ。
袋の後ろには「オクラの煮びたし」の作り方が載っています。鍋に水と醤油、みりんなどの調味料を入れて沸かしたところへ、凍ったままのオクラを入れ、短時間加熱したあとそのまま冷ますというもの。
今回はカツオと昆布の出汁に塩を入れたもので作ってみました。しっかり冷やしてミョウガをトッピング。そば猪口に盛り付けたので出汁ごと味わってもらえます。
煮びたしにして保存しておくと、刻んで使いたいときも下味がついているから便利なんです。加熱したオクラも刻むと粘りがちゃんと出ます。納豆や山芋といっしょにネバネバ丼にするのもいいですね。
「ごぼうにんじんミックス」はたっぷりの千切りが大助かり
業務スーパーの「ごぼうにんじんミックス」(中国産)は、何と言っても刻んであるのが大助かり。
千切りにする手間を考えると買うしかない!
ごぼうとにんじんは彩りも良く、味の相性もいいのでいろいろ使えちゃいます。
大きさが揃っているのでかき揚げにするときも楽ですし、炊き込みごはんの具としても便利です。炊き込むとにんじんは細かくなり、ごぼうはくたっとなってごはんになじむので、全く違和感がありません。
袋の裏にはきんぴらごぼうのレシピが載っています。
定番のきんぴらごぼうをたくさん作ったら、ちょっとおしゃれなデリ風アレンジしてみませんか。
大きさを揃えて切った水菜ときんぴらごぼうを交互に重ねて盛り付けるだけで「根菜と水菜のサラダ」ができちゃいます。
甘辛いきんぴらごぼうの味と、水菜のシャキシャキ感が相性良し。サンドイッチにも合いますし、お酒のつまみにもなるサラダです。
冷凍野菜を活用して節約
業務スーパーの冷凍野菜はほとんどが中国産ですが、丁寧に下処理がされているので使い勝手は抜群。コスパの良さはお墨付きです。
お気にいり野菜を冷凍庫に常備してみてはいかがでしょうか。
■執筆/racss
調理師・食育インストラクター2級・菜園家。食材を大事に使う節約料理や保存テクなど、毎日の料理が楽しくなるひと工夫を中心に執筆している。「racssblog」では、ごはん雑記や菜園の様子を発信中。
編集/サンキュ!編集部