固めのプリン

材料3つで「昔ながらのプリン」が作れる!調理師が教える基本の作り方

2025/08/08

子どもも大人も大好きなプリン。材料3つだけで簡単に作れるから節約おやつにもぴったりです。
いちばん簡単な昔ながらのプリンの作り方を、調理師のracssさんが教えてくれます。覚えやすい配合やハードルを下げる「湯煎蒸し」の方法もぜひご覧ください。

サンキュ!STYLEライター。調理師・食育インストラクター2級・菜園家。食材を大事に使う節約料理や保存テクな...

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覚えておこう|基本のプリン液の配合は「卵1個に牛乳100ml」

プリンは卵と牛乳、砂糖の3つがあれば作れる、栄養価も高くてシンプルなおやつです。
まずは基本の配合を覚えておきましょう。
型から出しやすい、昔ながらの固めプリンの配合は「卵1個につき牛乳100ml」です。

この分量は大きなプリン1個ないし小さなカップで2個になります。この配合を作りたい数に合わせて2倍、3倍と増やしてみてください。

<固めプリンの配合(1~2人分・約180ml・材料費50円~60円)>
・卵1個(約50cc)
・牛乳100cc
・砂糖大さじ2(約30cc )
・(お好みで)バニラエッセンス 少々
※カラメルソースは別に作ります。下記参照

プリン液の量は1人前が90mlから100mlで考えるとよいでしょう。たっぷり食べたいなら150mlくらいです。
作る前に使いたい型の容量もチェックしてくださいね。

湯煎蒸しが失敗なし!フライパンでもできるレトロプリンの作り方

大きなプリン

耐熱ガラスの角形保存容器(800mlサイズ)を型にしたプリンの作り方をご紹介します。
大きく作って切り分けるスタイルです。

<材料/プリン6人分>
・卵4個
・牛乳400cc
・砂糖80g
・バニラエッセンス少々
・型に塗るバター少々

プリンの加熱方法は、蒸し器やオーブンがありますが、「湯煎蒸し」なら特別な鍋がなくても大丈夫。
深さのあるフライパンなど蓋がある鍋で気軽に作ることができます。

<作り方>
(1)型にする容器の内側に薄くバターを塗ります(型抜きを楽にするため)。

カラメルを入れる

(2)カラメルソース(大さじ1と1/2)を容器に入れて冷ましておきます。
※カラメルソースの作り方は下記

プリン液を混ぜる

(3)砂糖と卵、バニラエッセンスをボウルでよく混ぜます。
(4)人肌程度に温めた牛乳を3に混ぜます。

プリン液を濾す

(5)目の細かいザルを使って濾します(溶けきれない白身のかたまりを取るため)。
(6)そっと型にする容器に注ぎ入れます。

スプーンで泡を取る

(7)表面に浮く泡を取ります。乾いたスプーンで表面を撫でると泡が取れます。
(8)付属のフタか、ラップやアルミホイルでフタをします。

プリンを蒸す

(9)深さがありフタのついた鍋の底にキッチンペーパーを敷き(ガタツキ防止のため)、型を入れます。
(10)型の周囲に水を注ぎます。深さ1cm以上になる量を入れましょう。
(11)火をつけて水が沸騰したら鍋のフタをし、弱火にして15分加熱を続け、その後火を止めます。
(12)鍋のフタを開けずに余熱で15分置きましょう。
(13)鍋から型を取り出し、粗熱を取った後、一晩冷蔵庫で冷やします。

プリンを型から外す

(14)型の内側に竹串を入れ、お皿を載せてからひっくり返して取り出します。

切り分けたプリン

(15)好きな大きさにカットして盛り付けます。

カラメルソースはまとめて作ろう|作りやすい分量と作り方

カラメルソース

カラメルソースは多めに作っておけば食べるときに「追い掛け」もできますし、次回プリンを作るときに使えます。

<材料/カラメルソース>
・砂糖100g
・水大さじ4
・お湯大さじ2

砂糖と水を火にかける

<作り方>
(1)小鍋に砂糖と水を入れます。
(2)中火で加熱します。このとき、スプーンなどでかき混ぜず、軽く鍋を揺するくらいで見守ってください。
(3)徐々に茶色く色づいてきます。お湯を用意しておきましょう。

色づき始めたカラメルソース

(4)好みの焦がし具合になったら、すかさずお湯を入れます。色づきがそこで止まります。熱いカラメルが跳ねますのでやけどに注意してください。
(5)耐熱のヘラでむらのないよう混ぜます。
(6)すぐ使用しない場合は、冷めてから小瓶に入れ常温で保存します。

応用して好みの食感のプリンを作ってみよう

基本の配合のプリン液は好みに合わせてアレンジできます。

●もっと滑らか食感にしたいとき
卵1個に対して型から出せるぎりぎりまで滑らか食感にしたい場合は、牛乳の量を1.2倍に増やしてください。

●とろとろプリンにしたいとき
型から出さずカップのまま食べるとろとろプリンにしたいときは、牛乳の量を1.5倍から2倍まで増やします。

●もっと濃厚な大人プリンにしたいとき
濃厚な味わいにしたいときは、牛乳の一部を生クリームに変えます。
マスカルポーネチーズを混ぜるとイタリアンプリンに。

●カラメルソースを下に入れるか上からかけるか、トッピングをするか別添えにするかなどでも雰囲気が変わります。おもてなし用として作るときにも工夫のしがいがありますね。

おうちプリンをもっと楽しもう

卵、牛乳、砂糖の材料3つでできるプリンはおうちで作れる簡単おやつです。
基本の固めプリンの配合を覚えたら、あとは好みに合わせて自由自在。とろとろプリンにしたり、クリームをトッピングしたり、材料を贅沢にしてみたりと楽しめます。失敗の少ない「湯煎蒸し」からチャレンジしてみてくださいね。

■執筆/racss
調理師・食育インストラクター2級・菜園家。食材を大事に使う節約料理や保存テクなど、毎日の料理が楽しくなるひと工夫を中心に執筆している。「racssblog」では、ごはん雑記や菜園の様子を発信中。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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