ネバネバつるんとした食感が夏バテの体にもうれしいオクラ。旬の間にたくさん食べたいけれど、鍋に湯をわかしてゆでて洗い物して…って思うと、ただでさえ暑くてしんどい季節には、ちょっと面倒ですよね。
でも、オクラはレンチンだけでおいしくなるんです!今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、火を使わず完成するオクラの簡単レシピを教えてもらいます。

【レシピ】レンジで40秒!オクラのやみつきゴマにんにく醤油和え
[材料](2~3人分)
・オクラ…1袋(10本程度)
・白すりゴマ…小さじ2
・ゴマ油…小さじ1
・醤油…小さじ1
・にんにくすりおろし(チューブ可)…小さじ1/2
[つくりかた]
1. オクラはネットのままこすりあわせるように洗い(板ずりの代わり)、ネットから出してガクとヘタと切り取る。
2. オクラを耐熱容器に入れ、大さじ1程度の水をかけて、ふんわりラップをして電子レンジ600Wで40秒加熱する。加熱後はザルにあけて粗熱をとる。
3. オクラを食べやすい大きさに切って(斜め切りや輪切りなど好みの切りかたで可)、すべての調味料と和えて完成。
※にんにくが苦手な場合は、入れなくてもかまいません。また、お好みでゴマ油のかわりにマヨネーズを使ってもおいしくできます。
大人が食べるだけなら、切らなくてもOK!
今回のレシピでは、大人も子どもも食べやすいよう、加熱後のオクラを切ってから調味料で和えるようにしていますが、大人が食べるだけなら切らなくてもOK。
野菜のなかには切って断面が出ている状態でないと調味料がしみないものもありますが、オクラの場合は切らなくても味がしみやすく、切る手間をはぶいて調理してもおいしく仕上がります。丸ごと1本のオクラをポリポリほおばるのも、なかなかオツですよ。
もはやレンチンすらしなくてもOK!?
じつは、オクラは生でも食べることができる野菜です。そのため、レンジ加熱すら面倒に感じるほど疲れているときや忙しいときは、生のまま調味料と和えて食べることもできます。
なお、生のオクラは加熱後よりもねばり気が少なく、よりシャキシャキ感を楽しめます。今回ご紹介したレシピ以外にも、食感をしっかり出したい料理のときなどは、ぜひ生食も試してみてくださいね。
旬のオクラを楽においしく食べよう
旬野菜はできるだけ旬のうちに楽しみたいけど、とくに夏野菜は旬の間ずっと暑くて、料理がしづらいのが困りものですよね。今回ご紹介したレシピのように、レンチンだけでも、あるいはレンチンすらしなくてもおいしく食べられる方法がありますので、ぜひ旬のオクラを楽に味わってくださいね。