ズッキーニ

じつは避けたほうがいいかも?野菜のプロが教えるズッキーニの「もったいない」食べかた

2025/07/22

みずみずしくてやわらかく、クセが少ないのでさまざまな料理に使えるズッキーニ。最近は国産のズッキーニも増えて以前より安く手に入るようになったため、食卓によく登場するという人も多いのでは。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、できれば避けたいズッキーニの「もったいない」食べかたと、おすすめの解決策について教えてもらいます。

サンキュ!STYLEライター。本業の気象予報士と副業の料理人、2足のわらじを履く主婦。サンキュ!STYLEで...

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生で食べなきゃ「もったいない」!

ズッキーニのサラダ
出典:写真AC

炒めたり煮込んだりして食べることが多いズッキーニですが、じつは生で食べることもできます。しかも新鮮なものであれば、皮ごと生食が可能です。

うすくスライスしてそのままサラダに入れてもいいですし、野菜特有の青臭さが気になる場合は、塩もみをすると食べやすくなります。加熱後とはまた違った食感が楽しめますので、ぜひ生でも食べてみてください。

いろんな切り方をしなきゃ「もったいない」!

ズッキーニ
出典:写真AC

ズッキーニと言えば輪切りにする人が多いと思いますが、実際には切り方によって印象が大きく変わる野菜なので、輪切りだけでは「もったいない」!

たとえばスライサーで千切りにすると、しんなりして生でも口当たりがよくなり、和え物などに最適。また、麺のように細く長く切ってパスタに加えると、パスタや調味料とよくからんでおすすめです。ほかにも、乱切りにすると輪切りよりも油の吸収がよくなり、衣をつけて揚げることで唐揚げ風にして食べることもできます。

【じつはNG】食べてはいけないズッキーニとは?

ズッキーニ
出典:写真AC

ズッキーニのなかには、たまにびっくりするくらい苦いものが存在します。これは「ククルビタシン」と呼ばれる、ウリ科の植物に含まれる毒素が原因。天然の毒素ではありますが、食中毒の原因にもなることがあります。

近年は品種改良によってほとんど現れなくなりましたが、もしズッキーニを食べて「苦い!」と感じたら、食べるのをやめて廃棄しましょう。

ズッキーニを100%楽しもう

1980年代ごろから日本でも出回るようになったズッキーニは、当初めずらしい野菜という位置づけでしたが、国内での生産量が増えるとともに手ごろな価格になり、今や定番野菜とも言えるようになりました。

スーパーで特売になることもあり、ズッキーニを食べる機会も増えていると思いますが、ちょっと飽きたなと思ったときには、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、ズッキーニを100%堪能してくださいね。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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