39SDGs WeeklyNews

【捨てられるものに新たな価値を】廃タイヤと漁網から生み出されるモノとは?今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】

2025/08/25

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。

サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の原こがお届けします。

サンキュ!STYLEライター。働く2児の母。毎週シャトレーゼへ通い新作情報をキャッチして、ほぼ毎日スイーツを...

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Topic1.エコなのにおいしい魔法の粉!?川越プリンスホテル「埼玉県フェア~秋の収穫祭~」で特別メニューを提供

埼玉食材×サステナブル。川越プリンスホテル「埼玉県フェア~秋の収穫祭~」で今年も『ぐるりこ®』特別メニューを提供画像
出典:PR TIMES

2025年9月1日(月)から11月30日(日)まで、川越プリンスホテルの館内5つのレストランで開催される「埼玉県フェア〜秋の収穫祭〜」で、規格外農作物や食品工場で出る端材などの「かくれフードロス」から作られた『ぐるりこ(R)』を使用したメニューが提供されます。

ぐるりこ(R)とは 規格外農作物や、食品工場で出る端材など、これまで捨てられてしまっていた食材を乾燥してアップサイクルした食品パウダーの総称です。サステナブルで循環型のフードサイクルを目指していることと、原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉「こ」を組み合わせた造語で、ASTRA FOOD PLANの商標となっています。

「ぐるりこ(R)」とは「サステナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN 株式会社が提供する食品パウダーの総称。

規格外農作物や、食品工場で出る端材など、これまで捨てられてしまっていた食材を乾燥してアップサイクルしてつくられており、「ぐるりこ(R)」という名称は原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉「こ」を組み合わせた造語となっています。

今回開催されるフェアでは、ブッフェレストラン エトワール、和食 むさし野、中国料理 古稀殿の3つのレストランのメニューで「ぐるりこ」を利用。捨てられてしまうはずだった食材が、ホテルのレストランの一皿になるなんて素敵ですね。

Topic2.廃タイヤと漁網からなる「持ち歩く価値」とは?8月8日より「シャーリングショルダーバッグ」発売

廃棄タイヤチューブを「持ち歩く価値」へ 〜 SEALより新3WAYバッグ「シャーリングショルダーバッグ」発表 画像
出典:PR TIMES

株式会社モンドデザインが展開する、廃棄タイヤチューブを再利用するアップサイクルブランド「SEAL」から、3WAYバッグ「シャーリングショルダーバッグ」が発売されました。

本製品は廃タイヤと漁網などを再生したリサイクル糸を組み合わせて作成されているのが特徴。廃タイヤはチューブを丁寧に選別・洗浄を行いそのままの状態で再利用することで、素材の高い耐水性・耐汚性・耐久性を実現しています。漁網などを再生したリサイクル糸は、ナイロン部に使用。上品な光沢としなやかさを備え、内装にはSEALロゴ入りジャガード生地を採用しています。

エコなだけではなく、元の素材を生かした機能性がうれしいですよね。

Topic3.社内から手軽にはじめるSDGS「紙コップリサイクル」とは

【企業のSDGs取り組み具体策】手軽にはじめられる 紙コップリサイクルとは 画像
出典:PR TIMES

三井物産パッケージング株式会社が、紙コップリサイクルサービス事業を本格スタートしました。

このサービスは専用の回収ボックスを提供し、回収した紙コップを資源化し、段ボールやトイレットペーパーに再生する有償サービスです。

回収ボックスをオフィスに設置し、一定量の紙コップが回収したうえで指定場所へ送付すると、環境への効果(リサイクルデータ)を数値で「見える化」し、後日レポートで報告されるそうです。CO2削減量などの実績は、もちろんCSRレポートにも活用が可能とのこと。

SDGsといっても、一体何をしたらいいのかと悩む企業は多いはず。そんなときに手軽にかつ、簡単に取り組めるサービスがあるのはありがたいですし、SDGsに対する意識が高まりそうですね。

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。

すぐに捨てずに「もう1回使えないか?」を考えてみた

いらなくなったものは捨てるというのは当たり前かもしれませんが、他に使い道はないか、環境にいい捨てかたはないかを、捨てる前に一度立ち止まって考えてみました。

実践してみたことは、

・ペットボトルのフタは燃えるゴミに捨てずに寄付BOXに入れる
・子どもが着なくなった服を友人の子どもにあげたり、フリマアプリで出品
・ジャムの入っていた瓶を花瓶にアレンジ

使わないから捨てていたものを、別の形で生かしたり、必要としている人に使ってもらうことで、少量かもしれませんが、ごみの量が減り、モノの寿命が延びることを実感しました。

どんな小さなことでも立派なSDGs です。こんなことでも?と思わずに取り組んでみてくださいね。

■執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 原こ
5歳の娘と2歳の息子の母。家事は好きだけど苦手、おいしいものが好き。目標は節約しながら心も身体も満たす毎日を。サンキュ!STYLEにてスイーツや節約に関する記事を執筆中。

 
 

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