SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。
サンキュ!読者の皆さんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美がお届けします。

- Topic1.大阪・関西万博会場「給水スポットMAP」を公開
- Topic2.日常生活のアクションが開発途上国への寄付や支援活動に!
- Topic3.【リゾートのSDGs】ホテル・旅館の廃食用油が新たな旅の燃料に!
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.大阪・関西万博会場「給水スポットMAP」を公開
株式会社OSGコーポレーション(本社:大阪市北区)は、「大阪・関西万博会場給水スポットMAP」を公開しました。
「熱中症予防」と「プラスチックごみ削減」の啓発を目的に、会場内32ヶ所に給水スポットが設置されています。一部の給水スポットでは行列が発生していましたが、MAPを活用することで、より快適に効率的に給水スポットを利用できるようになりました。
給水スポットでは、500mlボトル、クリアボトル、小さなボトルなど、お手持ちのボトルに合わせた給水ができます。ホームページでは、様々なマイボトルに対応した「給水利用方法」動画も配信中。来場前に事前に確認しておけば、当日慌てることもありません。
日ごとに暑さがます季節、これから万博に行く予定がある方は是非ホームページでチェックしてみてくださいね!
Topic2.日常生活のアクションが開発途上国への寄付や支援活動に!
認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンは、5月1日~31日までの1か月間、気候変動とフェアトレードに関する「ミリオンアクションキャンペーン2025」を開催しています。
5月の第2土曜日は「世界フェアトレード・デー」と呼ばれ、世界中で一斉にフェアトレードに関するイベントが行われます。日本では5月を「フェアトレード月間」とし、全国の企業・団体などが一斉に啓発活動を実施。
期間中のフェアトレードの「商品購入」や「SNS投稿」、「イベント参加」などをカウントし、1アクション=1円が開発途上国への寄付や支援活動に充てられます。2021年に100万アクションを達成し、2022年には150万、2023年には200万、2024年には250万、5年目となる今年は、300万アクションを目標に全国で開催されています。
今年のキャッチコピーは、「あたりまえを、ありがとう」。イオン株式会社、小川珈琲株式会社、UCCジャパン株式会社など、身近な企業が協賛しています。フェアトレードマークの商品を購入するだけで寄付ができる!誰でも参加できるキャンペーンです。
Topic3.【リゾートのSDGs】ホテル・旅館の廃食用油が新たな旅の燃料に!
全国でリゾートホテル・旅館を展開する株式会社リロバケーションズは、「Fry to Fly Project」へ参画することを発表しました。
「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗の使用済み食用油(廃食用油)を原料とした”SAF”で、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト。廃食用油より作られた航空燃料は”SAF”と呼ばれ、従来の航空燃料に比べてCO2の排出量をおよそ80%削減することができます。
リロバケーションズが全国で運営している施設は40以上、そのうち9割以上で食事を提供しています。調理油の使用量が安定しているため、継続的かつ効率的に廃油回収が可能。これまでは産業廃棄物として処理していた油が、プロジェクトを通じて新たな資源として活用されます。施設ごとの保管体制や衛生管理の整備を進め、2025年5月下旬より廃食用油の提供が開始される予定です。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
SDGsと聞くと「ちょっとむずかしそう…」「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?実はそんなことないんです!取り組みやすいこともたくさんあります。今週筆者がやってみたことをご紹介します。
どんな「フェアトレード商品」があるか調べてみた
Topic2で紹介した「ミリオンアクションキャンペーン2025」
1アクション=1円としてカウントされるもの
・フェアトレード商品の購入
・#Fairtrade2025のSNS投稿
・全国のフェアトレード関連イベントへの参加
・フェアトレード・ラベル・ジャパンへの寄付
・登録レストランでのフェアトレードドリンク・フード購入
一番取り組みやすい商品の購入、どのような物が対象か調べてみました。コーヒーや紅茶、チョコレートなど身近な食品もあれば、サッカーボールやコットンバックなど様々なものがありました。
個人的な一押しは、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」のチョコレート!イオンは店舗数が多く、ネットスーパーも利用できます。身近なお菓子で1アクションに参加してみませんか。
◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 村上真由美
子どもは小1&小5、一般事務職のフルタイムワーママ。片づけ好きが高じて、整理収納アドバイザー&クリンネスト取得。サンキュ!STYLEにて片づけ・整理収納に関する記事を執筆中。